保育士って実際どれくらい忙しいの?

保育士には休みがない、現役の保育士達は口々にそういいます。

しかし、実際の所どれだけ忙しいのかは本人達しか知りません。

今回は忙しいと言われている保育士が、実際どれだけの業務を抱えているのかを紹介していきます。

持ち帰りの仕事は当たり前

日中、子ども達を把握する事で精一杯な為に、事務作業や自分の仕事なんて絶対にできません。

特に乳児は一瞬目を離すだけで大事故(※顔に傷が残る程の切り傷、ひっかき傷からのミミズ腫れ、失明、誤飲など)が起きる可能性があるので、ながら保育は絶対にできません。

また、保育園では基本的に子ども達に欠けた保育を施すのが義務であり、そして子ども達の発達を促すのが役割です。

子どもがやる事が見つからずにぼーっとしているのに気付いたら、玩具を用意して遊びに誘ったりもしなければいけません。

そういった事から、日中は子ども達の世話に追われて、壁面などの環境整備も、保育記録なども一切書いたりは出来ないのです。

乳児にはお昼寝タイムがありますが、実際お昼寝タイムになると、連絡帳を書く事、子ども達の荷物整理(綺麗にロッカーを整頓し、泥の付いた着替えなどは袋に入れる)、自分達の昼食で自分の時間が取れません。

結局自分の仕事をするのは、自分の勤務が終わるか、子ども達が降園してからになるので、残業が多くなってしまうのです。

また、家に帰ってもゆっくりは休めません。

設定保育のネタ出し、設定保育の準備、壁面制作、ピアノの練習、月案、保育日誌の書きなおし(週案など)、行事の準備、子ども達の玩具作りなど、持ち帰りの仕事も沢山あります。

ほとんどの保育士が言わないだけで、給与も出ない持ち帰りで仕事を行っています。

そうでないと、保育園の大量の業務は終わりません。

休みは週に一回

休みが貰えるのは週に一回、しかも日曜日だけです。

一応日曜日の他にも2日程度休みを貰えますが、平日に散らされる為に自分の希望はほとんど聞いて貰えませんし、有給も使えません。

保育士不足の為に、休みが取りにくいのです。ですから、絶対に休めるのは園が休みの日曜日だけですが、その日曜日も、行事の前などは暗黙の了解で出勤になってしまう事もあります。

保育園では全て行事の運営まで自分達で行わなければいけない上に、園の中には手作りにこだわる園もあります。

そういった園に入ると、運動会や生活発表会のパンフレットも全て手作りをしなければいけなくなります。

また、費用に余裕もないので、衣装なども全て持ち出しか手作りです。

紙を使った製作だけではなく、裁縫まで担わなければいけないのが辛い所です。

残業時間は平均2時間~4時間

保育士の平均的な残業時間は一日に2時間、自分の仕事がなくても先輩よりは先に帰れないという悪い習慣が蔓延っている為に、定時で上がれる事は珍しいです。

行事などがなくても、クラスだより作りや日誌書き、保育室の玩具の変更、絵本選びなどをして2時間程、行事の前になると行事の準備の為に0時過ぎまで保育園にいる人もいます。

その残業時間はゆうに4時間を超え、通常の勤務と合わせると驚異の12時間勤務となります。

更に恐ろしい事に、実は保育士は休憩らしい休憩を取る事が出来ません。

どこの園も1時間の休憩時間を謳っていますが、現場に出るとそうもいきません。

幼児クラスはお昼寝などがないので、10分休憩が取れれば良い方です。

一週間の休憩時間を総合しても、1時間に満たない事がほとんどなのです。

お昼ご飯は子ども達と一緒に給食を取るので、休憩は取れなくても問題ないだろうという考えが原因で、保育士の休憩は削られ続けています。

週休二日では保育士は出来ないのか?あるとしたら転職できる?

やはり体に負担も少なく、しっかり休みを取れる週休2日の保育園は理想ですが、認可保育園でも人数が少ない園では、それが叶わないのが現実です。

自分一人でそういった好条件の園を見つけるのは難しいので、転職を目指す際には転職サイトを利用し、休日を増やして貰えるようにコンシェルジュに交渉して貰う事が必要です。

または、その転職サイト独自が持っている、好条件の非公開求人を紹介して貰うなど、転職サイトに頼りながら転職を行えば、理想の園に出会う事が出来ます。

残業の少ない保育園は無いのか?もしくは減らすためには?

残業が少ない園は、なかなかありません。

子どもの為の保育は、どうしても時間がかかってしまいます。

ですから、どうしても残業が嫌な場合は、元々設定保育やリトミックなどを取り入れず、子ども達の自主的な遊びを中心とした園に就職をしたり、託児所、子どもを預かるのみの施設へと就職すればいいと思います。

保育園に勤める以上は多少の残業は仕方がありません。

上記のように、残業が少ない園は勿論ありますから、転職サイトのコンシェルジュへと第一条件として出せば、そういった理想の園を見つけて貰えます。

自分で探しても、額面と実際は違ったという事はよくあるので、やはり第三者を挟んだ方が安心です。

まとめ

保育士はその忙しさと業務の膨大さに耐えられず、退職を選択する人、仕事が楽な場所へと転職を選択する人が大勢います。

保育士の処遇改善とは、給与は勿論の事、休憩時間やお休みの日数、有給の取りやすさも同時に求められています。

上記のような生活をしていると、残業の次の日が早出だった場合は睡眠時間が45時間程度になって、体にも大きな負担がかかってしまいます。

寝不足が原因の注意散漫で事故が起きる可能性もあるので、子ども達の為にも保育士の処遇改善が急がれます。

COMMENT