児童養護施設ってどんな所?気になる給与や仕事内容を解説!

保育士でも聞きなれないという人が多いのがこの、児童自立支援施設です。

この施設は、非行に走った子ども達の更生を目的とした所です。

従って年齢層も非行に走る年齢からなので、小学生程度の年齢から保護する事が主です。

一番上は20歳まで、そして入所期間も子どもの反省や家庭環境によって一年から更に延びる事もあります。

今回はそんな児童自立支援施設の仕事内容や、どんな人が向いているのかを紹介していきます。

児童自立支援施設に来る子ども達

児童自立支援施設に来るのは、いずれも非行行為で補導された子ども達ばかりです。

中には発達障害を持った子どももいますが、児童自立支援施設での保護対象なので保育士が対応しなければなりません。

児童自立支援施設では、児童指導員として保育士は働きます。

施設に入る子ども達は生活面から崩れている子どもばかりですから、まずは生活リズムを整える事から始まります。

そして、学校に通う事、身体を動かして健全な遊び(スポーツ)を覚え、自分の将来に考えを向けさせる様に働きかける努力が求められます。

また、異性との必要以上の交流は良いとされていないので、寮生同士で手紙の交換や男女交際などがされていないかなどもチェックされます。

ほとんど自由が無いので、子ども達は鬱憤から喧嘩を引き起こす事も少なくはありません。

また、保護者とも連携を取って子どもが退所し家に帰っても、同じように非行に走らない環境を整える話し合いや準備も求めなければいけません。

保護者の中には子どもの決めた事だからと非行に肯定的な人もいます。

その場合は保護者の考え方自体を変えなければいけない事もあるので、更生はかなり大変です。

保育士の役割は?

児童指導員に求められるのは、子どもの過ごす環境整備、社会性を身に付けさせる、子ども達の自傷行為などを止める、喧嘩の仲裁、食事作りなど日常生活の補助が中心となります。

喧嘩の仲裁などは、力で相手をねじ伏せるのではなく言葉で解決する事を教えます。

自分の気持ちを伝えるのは勿論、相手の立場になって考える事から教えなければいけません。

料理を覚える、正しい言葉遣いを教え、目上の人を敬う事を伝えるなど、子ども達の社会性を養う事も求められます。

子ども達の中にはストレスを自分の身体にぶつける自傷癖を持つ子どももいます。

自傷行為は人がいない所で行われる傾向があるので、子ども達の行動を常に把握しておかなければならないのも大変な事の一つです。

指導員が攻撃される事も

少しだけ怖いのが、保育士に対して子どもが手を上げる事です。

子どもの中には集団生活を苦痛に思っている子、保護者に会いたい子と様々不満や不安を抱えています。

指導員はその気持ちに気付き、話を聞いたりその鬱憤を晴らす方法を探さなければいけませんが、中には子ども達が脱走という形でその不満を表現する事もあります。

ただ脱走するだけではなく、指導員を攻撃して足止めを行ってから脱走する例もあります。

ですから、子どもを身ごもった指導員なんかは不安を抱く事もあると思います。

夜間には一人で子ども達を見なければいけない所もあるので、ある程度自衛の出来る人でないと怖いと感じるでしょう。

どんな人が向いてる?

向いている人の特徴を箇条書きで並べました。

・子どもと一線置いた付き合いが出来る

・頭から子ども否定しない

・子どもや自分の情報を漏らさない

・更生に重点が置ける

馴れ馴れしさと仲良しは違います。

子どもと距離のない付き合いをすると、子どもも指導員の事を友達だと判断して、指導を受け入れなかったりする場合もあります。

きちんと指導者である事を子ども達に示さなければいけませんから、時には厳しい言葉で叱咤し衝突する事も求められます。

また、子どもは慕った指導員に会いたいと退所してから指導員をプライベートで探す事もあります。

指導員と児童の私的な関係は厳禁です。

ですから、自分の住む場所やよく行く場所が子どもに伝わらない様に、個人情報はしっかりと守秘できる人でなければいけません。

また、上記にも書きましたが子ども達が社会復帰を出来るようにしなければいけないので、仲良しばかりは出来ません。

子どもに対して毅然と間違った事を指摘し、子どもが指導員を脅しにかかっても屈さない精神力が必要です。

時折保護者からもクレームが付く事があり、子どもの更生よりもさせたい事を優先しろと言われますが、そういう場合は今の状態で社会に子どもが出たらどんな目に遭うか、社会性を身に付ける事がいかに大切かを何度も説きましょう。

児童自立支援施設は、延長措置などもありますが、ほとんどの場合一年で退所となります。

子ども達は一年で元の非行に走る性格を直し、努力をして社会の一員になる姿勢を身に付ける事を求められます。

限られた短い時間で、保育士も子ども達の成長を精一杯サポートしてあげる事が大切です。

給与は?

これだけ神経を使い、危険と隣り合わせで人の人生を左右する仕事ですから、勿論お給与は普通の保育園よりかは良いです。

夜勤もあるので、夜勤手当もつくので尚更ですね。参考までに夜勤手当の額ですが、大体5,000円前後の所が多いようです。

大体年収平均がそれぞれの施設で差がありますが、最低300万円~400万円と言われており、ボーナスは2回である所が多いです。

休みや土日は?

基本的に土日は子ども達が生活する域にずっといますから、土日は休みは殆ど取れません。

また、お盆やお正月・祝日も同様で帰省できない子ども達が施設に残る事もあるので、必ず休みが貰える訳ではありません。

勤務時間は?

基本的に、7.5時間を中心に動いている施設が多いようです。夜勤も同様で、7.5時間で次の職員と交代になります。

常に気を張っておかなければならない職業なので、長時間勤務は体力的にも精神的にも無理です。

正社員?安定してる?

実はこの児童自立支援施設は各県・政令都市に一つだけ開校されています。

ですから、保育士の空き自体が少なく、求人を見付ける事が大変です。

安定性で言えば、保育士資格を持っていれば重宝されるので、辞職を迫られたりする事も基本的にはありません。

契約社員から正社員になれる様に努力をすれば、正社員登用も夢ではありません。

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