乳児院ってどんな所?気になる給与や仕事内容を解説!

保育士の資格を取得すると、児童福祉施設でも手当を貰いながら働く事が出来ます。

その中でも、乳児院は乳児と触れ合いたい人には持ってこいな職場です。

今回は乳児院の業務内容や、どんな事をするのか、どんな人が向いているのかを紹介していきます。

乳児院とは?

まずは乳児院とはどんな子供がいる所でしょうか。

乳児院には、児童相談所が虐待やネグレクト、貧困で養育が難しくなった子どもを保護し、その子どもを受け入れて養育する施設です。

年齢が定められており、0歳~2歳までの子どもが入ります。

乳児院は、24時間看護が必要などの重度の障害を持たない限り、障害児も受け入れています。

また、体調の変わりやすい子ども達の養育をスムーズにする為に、看護師も配置されています。

非常に感染症などに弱く、命を落とす危険性も高い年齢の子ども達なので、実習も時期によってはお断りをする事もあります。

働く人も同様で、厳しい体調管理と子どもへの接し方が求められます。

乳児院の業務内容は?

乳児院は基本的に子ども達の養育が中心として進んでいきます。

食事、入浴(沐浴)、排泄のお世話、トイレトレーニングなどの日常の生活補助と、子ども達が楽しめる様に行事には出し物を行ったり、中には設定保育を行う乳児院もあるようです。

また、保護者と連絡を取って子どもとの関係性を改善する事、児童相談所とも連絡を取り合って子どもや保護者の様子を報告したりもします。

必要に応じて面会も行い、その日取りや打ち合わせは保育士が児童相談所と共に行います。

他にも、保護者が居ない子どもの里親の手続きを行ったりもします。

子どもの世話をするのは勿論、保護者が何故子どもを育てられない精神状況に陥ってしまったのか、育児の不安を聞き出して受容し、施設ではどんな手助けを行っているのか、子供の性格を伝えます。

施設では子供がどう過ごしているかなどの日常の話も織り交ぜ、保護者が子どもと何をして遊べば更に興味を惹けるかなども教えます。

どんな人にむいているの?

乳児院は赤ちゃんが好き!だけじゃ勤まりません。

乳児院には前述した通り、看護師などの別業種の人も居て、細かく仕事が分担されています。

うまく周りと連携を取って、円滑に保育を進められる様に対人スキルが求められます。

また、乳児院には壮絶な虐待の末に送られてきた子どもも勿論います。

最初は大人を信用する事が出来ず、全く言う事を聞かずに物に当たり散らしたり、周りに危害を加えたりなどの「試し行動」が頻繁に起こります。

この試し行動に根気強く付き合い、その度に寂しい気持ちを受容しつつも物や人に当たるのは間違っていると繰り返し指導を行う事で、段々と信頼関係が出来て子どもの試し行動も落ち着きます。

しかし、それまでに耐える事の出来る精神力が必要になります。

「これは試し行動だから。」と見抜き、自分が嫌われているのではないとしっかり理解し、子どもをうけいれなければいけません。

「嫌われているのかも…」と不安になっていては、精神が持たないと思います。

また、壮絶な虐待を行った保護者の理解も必要になります。

中には、児童手当などのお金目当てに子どもを産んで、子どもに対しては全くの愛着を持とうとしない保護者もいます。

そういった保護者に、何故そういった考えに至ったのか、子どもを再び可愛いと思えるにはどんな働きかけが必要かを考えます。

子どもが虐待で苦しんだのに、保護者はあっけらかんとしている事もあるので、そういったギャップを乗り越える為にも仕事と割り切る事の出来る人が向いているとも言えます。

普通の保育園との違いは?

乳児院と保育園の違いは、上記の様な違いは様々あるのですが、大きいのは夜勤があるか否かです。

夜勤では子ども達がうつ伏せなどになっていないか、突然体調を崩していないかなどをチェックしなければなりません。

乳児は自分の吐瀉物が喉に詰まって窒息する場合や、吐瀉物や涎が耳に入って中耳炎になる事もあります。

ですから、お昼寝でも10分ごとの見回りが必要になりますが、夜間もそれを求められます。

夜勤は子どもが寝ているから楽という事はありません。

また、子どもによっては夜泣きをしたりする事もあるので、年齢の高い施設では夜間は自分の仕事をする時間に割り当てられていますが、乳児院の方が常に子ども達への対応に追われてしまいます。

また、保護者対応も全く違います。上記の様に乳児院には理由があって子どもを預けるに至った人ばかりです。

対応には神経を使いますし、保護者の方が鬱病を持っている可能性があるので、精神疾患への理解も求められます。

また、障害児全般を受け入れているので、障害児教育もしなければなりません。

知識を沢山求められるのも乳児院の特徴です。

お給料は?

給与は施設によってばらつきがありますが、確実に言えるのは普通の保育園よりは給与が良いです。

何故なら夜勤手当が付くからです。夜勤手当は最低でも一回につき5,000円~となっている園が多く、月に3回夜勤をすればそれだけで1

5,000円給与にプラスされます。

大体乳児院の平均給与は約18万と言われており、ここに夜勤手当などが加算されていきます。

乳児保育をしながら高いお給料が欲しい人や、夜勤を経験して仕事の幅を広げたい人にお勧めです。

休みや土日は?

基本的に施設には24時間必ず子どもがいる状態ですし、中には保護者がいないので一時帰宅も出来ない子どももいます。

ですから施設自体を閉める訳にはいかないので、365日運営しなければなりません。

乳児院は毎日子どもの数は保護件数によって変わりますから、まだ慣れていない子どもが来たり、問題行動が見られる子どもが出てきた場合には加配に付けられる事もあるので突然の呼び出しは覚悟していてください。

子どもが常にいるので、土日だから休みにくいというのは乳児院には関係ないようです。

勤務時間は?

勤務時間については、施設ごとに大きく違います。

職員数が少なく、遅出夜勤(15時~16時に夜勤入りをして翌朝8時~9時に退勤)を行っている施設もあれば、夜勤も日勤同様に8.5時間(実務時間は7.5時間)で区切っている施設もあります。

夜勤以外は一般的に7.5時間が実際に働く時間だと考えていれば間違いありません。

正社員?安定してる?

安定性で言えば、人不足の所ばかりなので、契約社員でも毎年契約を更新してもらえるので問題ありません。

しかし、正社員については施設で1年以上の勤続出来た上で正社員登用の試験を受ける資格がもらえるだけなので、絶対に正社員になれるとは言い切れません。

また、夜勤がネックとなり、せっかくの正社員でも辞めてしまう人もいるので、職場の雰囲気や結婚後に施設側から夜勤を外してもらい、働き続ける事が出来るのかなどが決め手となります。

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