児童養護施設ってどんな所?気になる給与や仕事内容を解説!

児童養護施設は、保護者が虐待やネグレクトを行ったり、貧困などの理由で子どもを養育出来ない場合に児童相談所が保護し、その保護された子ども達を預かる場所です。

乳児院から保護者がいない為そのまま2歳を迎えて児童養護施設に送られる場合もあります。

今回はその児童養護施設で働く保育士の役割や給与、待遇などの詳細を紹介していきます。

仕事内容は?

児童養護施設の業務としては、子ども達の暮らす生活域の整備、学校と保護者の橋渡し、帰宅の段取り、子ども達へ社会性を身に付けさせる為の指導、生活補助などが主な業務となります。

これ以外にも、一月分の子ども達それぞれの記録も書かなければなりませんし、幼稚園児のお迎えなどもあります。

夜勤の際は30分~1時間に一回、子ども達が脱走していないか、眠れているかの巡回もあります。

施設独自で行事を催している所も多く、その季節に合わせた行事も行わる際には司会をしたりピアノを弾いたり、子ども達と園外保育に出掛けたりします。

子ども達は下は2歳から、上は20歳までがいるので、その子ども達の年齢や性格に合わせた対応を求められます。

休みや土日は?

働いていて気になるのは休日だと思います。

保育園で休みが少ない所は年休が90日前後しかない所もあります。(※額面上は95日~100日ある筈が、研修や行事で駆り出される為に少なくなる)

児童養護施設は、保護者の居ない子どももいるので、自宅に帰らない子どももいます。中には養子縁組をして里親に引き取られる子もいますが、そのまま20歳になって施設を出ていく子どもも少なくはありません。

その為、36524時間必ず子どもが施設内にいる状態になります。特に学校や幼稚園のない土日は子ども達が施設に全員いる状態です。

どちらかと言うと、平日の方がゆっくりとしていて、土日に職員は集中的に配置されます。

子ども達が全員いると把握も大変ですし、その分トラブルも起きやすくなります。

児童養護施設に勤めたら、土日は休みが貰えないと思っていてください。

休みは主に平日に割り振られる事が多いです。

そして平均的な年休は大体100日前後の所が多いようです。神経を使う仕事なのでしっかりと休みが保証されており、お盆などに34連休をくれる施設もあるようです。

夜勤明けは休みになるので、それも入れると年休120日近くになります。

年休は職員の人数にも左右されるので、就職を意識した際には職員数と年休を確認してください。

勤務時間は?

勤務時間も施設によって違います。

全ての勤務で8.5時間の労働時間で統一している所もあれば、夜勤のみ18時間勤務(※内休憩は3時間前後)にしている所もありますが、大体休憩1時間の7.5時間実働の8.5時間勤務の所が多いです。

平日は子ども達が登校する時間(平日6時から起床して食事~登校の流れ)6時~の早出勤務、そして幼稚園児が帰ってくる前の正午~正午過ぎの遅出が多いです。

土日は日中に職員を欲しがる傾向がありますから、土日は日勤で9時から夕食が始まるまでの530分までの勤務が多いようです。

正社員?安定してる?

正社員登用は普通の保育園と同じくらいに難しいと思います。

児童養護施設では、保育士の資格がない人も働いており、正社員登用を狙っています。

保育士の資格を持たない分を補う為にその人達もかなり努力をしているので、保育士同士だけではなく、無資格の人とも正社員の椅子を取り合わなければいけないので難しいです。

そして、なかなか結婚をすると家庭が優先となり、勤務時間がばらつく児童養護施設の勤務をきついと思う様になる人が多いようです。

しかし一方で、妊娠すると夜勤も出来なくなる事もあって、なかなか結婚・出産後は続ける人も少ない為、入れ替わりが激しくて正社員を狙いやすいというのも事実です。

また、安定性についてはかなりあります。正社員じゃなくても、入れ替わりが激しい為に、辞職を勧告される事も少ないですし、契約社員でも好きな年数勤める事が出来ます。

また、仮に辞職を勧告されても実務経験があるので、他の児童養護施設に移るのも簡単です。

その他、普通の保育園と比べてのメリットやデメリットなど

普通の保育園と比べた時のメリットとしては、以下のものがあります。

・夜勤があるので給与が高い

・夜勤明けの日は休みなので年休が多い

5歳以上の子どもと触れ合う事が出来る

・勤務時間が変則的なので苦手な人がいても避ける事が可能

保育園では日勤が主なので、苦手な人とも嫌でも顔を合わせてしまいます。

しかし、児童養護施設では交代勤務なので、苦手な人とは勤務をずらす事が可能です。

また、保育園では日曜日の休みと月に2日の休みで月に6日程度しか休みがない所もあります。それに比べると、夜勤明け全てが休みになる児童養護施設は自分の時間もしっかりと確保する事が出来ます。

次にデメリットとしては、

・夜勤があるので結婚・出産後には勤務しにくい

・乳児好きな人は乳児に配属されない事もある

・夜勤で体調を崩す人も多い

・子どもの試し行動が激しい為に神経をすり減らす

児童養護施設も人の入れ替わりが激しいので、なかなか人数に余裕がありません。

そこで一人夜勤が出来なくなると、周りには大きな負担となってしまいます。

その為、結婚・出産で変則勤務に対応できなくなった人は辞めてしまう事が多いです。

また、子ども達は虐待やネグレクトで心を傷つけられた子も多いです。

ですから、大人を信用できずに時には手を上げるような場面、激しい試し行動が見られます。

根気強く他の職員と協力しながら試し行動に付き合える人はいいですが、真に受けて傷付いていると務まらないでしょう。

精神的には普通の保育園よりもかなり大変である事は知っておいてください。

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