本当にあったイヤな話!一般企業の友人とのショックな差

保育士資格を持った人が、全員保育士になる訳ではありません。私が卒業した養成学校では、保育士になる人は40人いる中の10人、その中でも施設職員になるのは私を含めて2人しかいませんでした。

ですから必然的に保育士ではない友人の方が多かったのですが、年齢を重ねる中で彼女達との違いに愕然とする事が何度もありました。

私はどうしても子どもを相手にする仕事がしたかったので、保育士自体を辞める気はなかったのですが、保育士で一般企業に転職を考える人が多いのも理解が出来ました。

今回はそんな保育士と一般企業の差、そしてその差がどれだけ負担になって保育士に転職を考えさせるのかを紹介します。

給与が全然違う

私の勤めていた保育園では、基本給が16万円で設定されていました。

この金額は決して低い訳ではなく、寧ろ好条件な方でした。私はどうしても安定が欲しかったので、施設から保育園に転職する際には認可保育所が良いとだけ条件を付けました。

たまたま欠員が出て、その欠員埋めの為に契約社員ながら以下の条件で転職をしました。

・社会保険・厚生年金完備

・残業代あり(※詳細な時間については触れられておらず)

・住宅手当負担(※全額)

・有給は6カ月過ぎてから年10

・隔週で週休2

・勤務時間は8.5時間(※休憩1時間)

・交通費あり

・ボーナス年二回、2.4ヶ月分

この文章だけで見ると、保育士の世界ではかなり良い条件であると言えます。

住宅手当が無い所や、福利厚生が全くない所も認可外にはあるので、私としてはありがたいと思い就職しました。しかし、実際の労働環境は以下の通りでした…。

・残業は月に10時間~15時間以内しか払わない(※しかも園側が認めたもののみ)

・有給は職場の先輩が使っていない時は使えないし、新人はそもそも使っちゃダメ

・暦通りの休みながら、それ以外は日曜日+2日しか休みが無い為に月6日しか休みが無い

・年休はまさかの85日~95(※日曜日に研修がよくあるので休みが潰れる)

残業は先輩が先に帰らないから帰れなかったり、他のクラスのサポートをしに行かなければならないので毎日必ず2時間はこなしていました。

ざっと計算しただけでも週に12時間×448時間、行事前は56時間残業当たり前だったので、多い時は残業時間だけで70時間超えた月もありました。

対して、薬剤事務の友人の職場は以下の条件でした。

・基本給15万円

・社会保険・厚生年金完備

・残業代あり(※全額)

・住宅手当半額負担(※正社員のみ全額負担)

・有給は年15日、なるべく消化しきるように使いまくる

・完全週休2日制

・勤務時間は8.5時間(※休憩1時間含む)

・交通費あり

・ボーナス2.5ヶ月分年2

よくよく話を聞くと、完全週休二日制+暦通りの休み+年休はお金に換算したくないと病院側から言われた為に全て消化という事で、年休は100日を超えていました。

残業代も30分からきっちりと出て、休憩は取れなかった場合は時給換算してお給料で払ってくれるそうです。

この時点で私とは少なくとも月に12万の差が出てくるのですが、更に決定打はボーナスです。

私の園では2.4ヶ月分でしたが、全額は出ませんでした。保育園経営が難しいので理解して欲しいと言われていましたが、正直働いている保育士には関係の無い事です。

友人の方はきっちりと額面通りの2.5ヶ月分が出たらしく、非常に喜んでいました。結局私と友人は一年で10万円以上の差がつきました。

基本給は私の方が高かったのに、これはやるせなかったです…。家族経営などが多い保育園では暗黙のルールも多く、働いている保育士が我慢しなければいけない場面が沢山ありました。

家族経営の悪い所は、上位職を全て家族で独占して、経営を行ってしまう所です。そのしわ寄せが下に行き、結局保育士の辞職に繋がるのです。

休みが違い過ぎる

上記でも書いた様に、友人は休憩時間すら時給に換算して貰っていました。

対して私は休憩なんて毎日10分も取れれば良い方でしたし、ほとんど休憩が無い日の方が多かったです。

有給も使えず、かといってお金に直して貰えるのも僅かなものだったので、それだったら休んだ方が完全に得だと感じていました。

友人はきっちりした給与に加えて休みも充実し、有給を使って連休を作る事も出来ていた為に旅行もよく楽しんでいました。

休みばかりはどうしようもありませんし、保育園は人数配置がぎりぎりな上に、先輩保育士も主任や園長から有休を貰うのは気が引ける為に取っている人は本当に僅かでした。

上層部の雰囲気次第で有給すら自由に取れないのが保育士の現実です。

持ち帰りの仕事がある

保育士は設定保育を毎日行わなければなりませんし、毎月壁面も変えなければなりません。

また、他にも靴箱の上や棚の装飾物、行事が近ければ行事に合った製作、衣装作り、ピアノの練習など、家に持ち帰るべき仕事が沢山あります。

しかし、家に持ち帰る仕事には給与は発生しないので、プライべートな時間を犠牲にしてまで仕事に励む日々でした。

施設だったら持ち帰りの仕事は少ないのでは…と思うかもしれませんが、施設は施設で脱走などの突然の呼び出しがある為、油断はできません。

遠出をする際には必ず主任に伝え、呼び出しに応じられない旨も伝えなければいけませんでしたし、脱走の可能性の高い子どもが落ち着かない時期には、職員は遠出を自粛しなければなりませんでした。

そんな縛りの多い仕事でしたが、友人は勤務時間以外の拘束はよほどの事がない限りはありませんでした。

また、病院では24時間交代で事務員も配置されていたので、その勤務時間の事務員が責任を持って物事に対応するので、いつでも遠出が許されています。

こうやって比べるだけでも、一般企業とは雲泥の差がありますね。

まとめ

保育士の待遇は現在も決して良いとは言えません。

その為、年齢と共に段々と手当が厚くなり、給与が上がる一般企業とは差が付く一方です。

休日もまともにない、仕事も多い、プライベートな時間も仕事に追われる、給与も低いとなると保育士から転職したくなるのにも頷けますね。

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