事件です!保育士が見た保護者とのトラブル4選

保育士の悩みの種、転職の原因にもなりうる保護者対応。

嫌な親ばかりではありませんが、中には仰天する様な保護者もいます。

今回は私が経験したり、目の前で繰り広げられたトラブルを元に紹介していきます。

この話を読めば、転職を志す保育士の気持ちも少しは理解して貰えると思います。

子どもを寄越せ!

保護者が離婚協議をしている時…その被害は保育園にまで及びます。

可愛いわが子なので、保護者は基本的に親権を争います。今まで保育士をしていて、施設で訳アリの子どもを見ていた時は別ですが、どの保護者も離婚となると親権は絶対に自分が取ると意気込んでいました。

その為、「お迎えは絶対に私が来ます、旦那には引き渡さないで!」というパターンがしょっちゅう起こります。

基本的には保護者の言う通りにするしかないので、そうなると父親には渡せません。

その日の帰りに母親が危惧していた通り父親が迎えに来ました。

私達保育士は必死に母親が朝言っていた事を伝え、母親に父親へと子どもを引き渡して良いかと電話しましたが結果は絶対にダメというものでした。

それをありのままに父親に伝えると、なんと父親は暴れ始めたのです。

慌てて男性保育士を呼んで制止をかけ、どうにか落ち着かせてから家に返しました。

離婚協議中や、DV被害がある夫婦などでは子どもに危害を加える可能性がある為に引渡しには細心の注意を払います。

そして保護者が暴れだしても、なるべくなら警察を呼ばずにどうにか保育園で収めようとします。

大人の男が本気でキレて暴れているのを止めるのは、非常に勇気がいります。

保育士が辞めるまで保育園行かない

一見無茶苦茶な事を言っている様に見えますが、これはよくあるトラブルです。

保護者が子どもを家から出さず、保育士が辞めるかクラスを変えてもらうまで登園させないと言うのです。

保育園側は保護者の要望を受け入れる傾向にあり、私の先輩保育士がそう要望された時は先輩がクラスを代わることになってしまいました。

保護者の一言は1人の保育士の進退を左右する程重いものなのです。

「その保育士に問題があったんじゃないの?」と言う人もいますが、それは違います。保護者の中には、「自分の子どもが嫌いな物を無理矢理食べさせた」「一緒に遊んでくれなかった」「生理的に合わない」など、保育士一人ではどうしようもない事や、子どもの将来を想って取った行動にクレームを付けられてしまうのです。

そんな理不尽さや、「自分の目指す保育が出来ない」と保育士としての存在意義が分からなくなって、辞職をしていく保育士も中にはいる事を知ってください。

ある事ない事を言いふらされて保護者全体と対立

私が最も精神的に参ったのは、保護者全員が私のクラスの保育士と対立してしまった時です。

私のクラスでは、一人の保護者が「うちの子が怒られていたんだけど、保育士の怒り方が感情的でストレスをぶつけているみたいだった!怖くて預けられない」と言い出し、それが原因で他の保護者も保育士に不信感を抱く事となり、「保育士が子どもを怒る際に感情的になっていないか」「手を上げたりしていないか」と不安を抱く保護者が続出し緊急の保護者会が開かれる事態にまで発展しました。

その結果、抜き打ちで保護者が保育士達の様子を見に来る提案で落ち着き、どの場面でも保育士がきちんと子ども達を諭す様に注意していた事、怒鳴ったりはしていない事を理解してもらえて問題は沈静化しました。

ですが、もしも納得してもらえなかった場合は保育士全員でクラスを代わるか、辞職しかなかったと思います。

保護者に追い詰められた事によって辞職を選択する保育士も中にはいます。

金よこせ!

施設で呆れた保護者と言えば、お金を要求してきた保護者でした。

お金を請求してきた保護者いわく、「親権は自分にあるんだから、児童手当やこの子がもらう手当は全部自分に寄越せ!」というものでした。

しかし、実際その子の手当を保護者に渡しても何に使われるかわかりません。施設では全て子どもの為に使われますし、将来の為にと貯金されます。

絶対にお金を渡さないと突っぱねても、何度も何度もめげずに来るので、当時は恐怖すら感じましたが、今思えば本当に笑い話です。

どうしてもお金が欲しいならば、子どもと過ごせる環境を作ってくださいとお願いしても、実際に子どもをお試しで家に帰しても、ご飯を作らない・手を上げる・夜中まで連れ回すと子どもの養育に悪い事ばかりをして、更に子どもと一緒に暮らす日を遠ざけてしまいます。

子どもをお金のなる木にしか思っていない、そんな保護者も中にはいるのです。

まとめ

保護者の斜め上な嫌がらせや行動で、精神的に参って保育士を辞めていく人も多いです。保育士の転職の原因となるのは、保護者の行動である場合もあるのです。

保護者は保育士にとって、信頼関係を築かなければならない存在でもあります。その為に、理解して歩み寄る事が求められます。

しかし、相手にその気がなく、気に入らないと攻撃されてしまうと、心が折れてしまうのも頷けます。

保育士の転職の裏側には、保護者の黒い影が蠢いているのです…・

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