二人三脚!子どもと乗り越える障害とその先のやり甲斐

保育士には大変な出来事が沢山あります。

しかし、それを子どもと一緒に乗り越えたら、喜びと達成感も大きく感じる事が出来ます。

保育園にも施設にも、様々なタイプの様々な子ども達が存在します。

そんな子ども達一人ひとりに柔軟に対応を変えていかなければいけないのは保育士の大変な所でもありますが、大切な事でもあります。

今回はその子ども達との乗り越えなければいけない障害や、保育のやり甲斐について紹介していきます。

信頼関係の構築

保育士はまず子ども達との信頼関係の構築から始めなければいけません。

たまに子どもと接する人で、「子どもは誰にでもなつくじゃん!」と思っている人がいればそれは大間違いです。

子どもの中には人懐っこい子もいれば、一切保育士に心を開かない子どももいるのです。

その子の心を開く為、まずはお互いの名前を覚え合い、一緒に遊び、子どもの長所を見つけて褒め、時間をかけて信頼関係を築いていきます。

信頼関係が出来上がれば、子どもが間違った行動を取って保育士が叱責しても、「怒られたから嫌い」ではなく、

「何で自分を愛してくれる相手が怒るのだろう」

と疑問に思い、自分の行動を反省するようになってくれます。

怒られて嫌いになるのは信頼関係がないからです。

子どもが保育士の指示を聞いてくれるのも、信頼関係があるからです。

最初は保育士と目すら合わせてくれなかったのに、信頼関係を築いていく内に自分の名前を頻繁に子どもが呼んでくれるようになるとやり甲斐を感じます。

甘えをやめさせる

子どもは大人に甘えるのが上手です。

怒られている、自分が都合の悪い状況にいる事はすぐに気付きます。

そこで、泣き出して大人の意識を逸らそうとしたり、甘えた仕草で怒られる事を回避しようとします。

それが効かないと分かると逃げ出す事もあるので、子どもを叱るのは大変です。

都合の悪い事から逃げるのを乳児期~幼児期に許してしまうと、その後も都合の悪い事は捻じ曲げて反省を行わない子どもになってしまいます。

その為にも、子どもが逃げないように、しっかりと捕まえて目を見つめ、

「何故こんな事をしたのか、周りがどんな気持ちになるのか」

その行為がダメである理由をしっかり伝え、子どもが泣き喚いたり気持ちを逸らそうとしても我慢して繰り返し、子ども達の甘え癖を抜いていくしかありません。

保護者が甘やかしてしまい、折角子どもが反省しかけていたのにまた0からやり直しになってしまう事もありますが、子どもの人間性を発達させる為と思えば自然とやる気が出てきます。

自分で気持ちを相手に伝えられるようになる

子どもは0歳~2歳までの乳児期は、まだまだ自分の事でいっぱいいっぱいな時期です。

そして、他人の事を思いやれる年齢でもないので、喧嘩をしてしまうと自分の気持ちが相手に伝わらないもどかしさも手伝って、つかみ合いや叩き合い、噛み付きに発展してしまいます。

その為に、保育士が相手と子どもの間に入って、お互いの気持ちを代弁してあげます。「〇君はこう思ったんじゃないかな?」と相手の気持ちを想像させながら、自然と子ども達の口から反省の言葉や自分の気持ちが出るのを見守ります。2歳児まではなかなか上手く行かない仲直りも、この地道なやり取りを積み重ねて指導していく事で、4歳になると自分達だけで喧嘩や嫌だった事を自分で訴える事が出来るようになります。

自分達で一生懸命言葉を紡ぎ、解決しようと努力をする姿を見ているとやり甲斐や子どもの成長を感じられるので嬉しくなります。

努力する事を教える

子どもはまだまだ精神が発達しておらず、心も折れやすいです。

跳び箱が飛べない、文字が書けない、絵が上手に描けない、色塗りが上手く行かない、ビーズを紐に通せないなど、小さな事で心が折れてしまい、泣いてしまう事だってあります。

しかし、その涙を見て可哀想と感じて甘やかしては、子ども達は努力をせずに逃げ出す事を覚えてしまいます。

子ども達の悔しさ、悲しさを受け止めた上で、「大丈夫だよ、一緒にやってみよう」と声をかけて、目標を達成させるのも保育士の務めです。

中には泣いて絶対にしようとしない子どももいますが、「泣いても解決しないんだよ」と少し厳しめの言葉をかけて、泣くのではなく挑戦し続ける大切さを教えます。

周りから見ると鬼のような保育士に見えるでしょうが、子どもの発達を助ける為には大切な叱咤激励なのです。

まとめ

子ども達は日中の長い時間、保育園にいます。ですから、子ども達の発達の主を担うのは保育士になります。相手への言葉のかけかたを始め、コミュニケーションの取り方、遊びの誘い方、集団行動、お互いの気持ちの推察など人として大切な事を教えるのです。

保育士はその子どもが大人に成長しても重要になって来る人間性を発達させる役割を担っているのですから、やり甲斐を感じない訳がありません。

子どもの為に、心を鬼にする時もありますが、その問題を一緒に乗り越えた時は更に子どもとの絆も強くなります。

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