保育士の転職の際に言われる非公開求人って何?

保育士の転職に際して、よく利用されているのが保育士専用の転職サイトです。

この転職サイトを使う事で、自分の条件に合った園をすぐに探し出し転職する事が出来るのですが、その中でも疑問に思われているのが非公開求人です。

どこの保育士専用の転職サイトを見ても、必ず掲載されている非公開求人の文字ですが、一体どんな求人が非公開にされているのでしょうか?

今回はその非公開求人について紹介していきます。

非公開求人は怪しい求人ではない!

非公開と聞くと、何か訳があるのではと警戒してしまう人が多いでしょう。

転職は自分の人生が懸かった一大イベントです。非公開求人の様な怪しい紹介はなるべくなら避けたいと思うでしょうが、実はその非公開求人こそ宝の山なのです。

転職を行う際には、まず非公開求人から挑戦した方が良い転職先に当たる事が出来ます。

非公開求人は勿論普通の職業紹介所などでも紹介はされていないので、倍率も低く受ければほぼ合格する事間違いなしです。

では、何故そんな好条件のものが非公開求人にされているのでしょうか?

現在日本は深刻な保育士不足が進行しており、保育所も全国的に不足しています。

それを補う為に、保育補助という保育士の資格が無くても現場で働ける存在や、保育ママなどの家庭密着型の保育を行う存在が作り出されています。

人手が欲しい、即戦力が欲しい保育所が何故非公開求人などと多少手のかかる求人を出すのでしょうか、それは以下の理由でした。

応募殺到を避ける為

まずは、通常の保育に支障が出る程の人の殺到を避ける為です。

最初に書いた通り、保育所では人手不足が顕著な問題として挙げられています。ですから、一般企業の様に人事課などが設置されている訳ではありません。

全て園長、副園長、主任保育士が履歴書のチェックから面接、中には実技まで調べます。

園の中には、必ずピアノが弾ける事、声楽、子ども達への接し方を見たいと実技試験を行う所もあります。

実技が入る分時間がかかり、人手がそこで取られてしまいます。

主任保育士もクラス担任を持っていたり、代理でクラスに入っている事もあるので、いつも時間が取れる訳ではありません。

そういった理由から、応募が殺到して一人ひとりを吟味する時間がない園などが、非公開求人で転職コンシェルジュに絞って貰った人材のみを面接を行うのです。

上級職の場合は保護者達の不安を煽らない為

上級職である園長・副園長・主任保育士は保護者達から絶大な信頼を得ています。

特に園長は園の全てを取り仕切る存在なので、保護者からのクレームや保育士では解決できないトラブルが起きた場合に収めてくれて、園の制度を変えてくれる力を持つ存在なので保育士は勿論、保護者も頼りにしているのです。

保護者の中には園長が変わるなら保育所を変わると言い出す程、環境に拘る人もいるので、園長交替というのは非常に大きな事だという事が分かります。

そういった保護者達の不安を煽ったり、上級職が変わる事で周りの園や保護者達によからぬ噂が立ったり、大事にならない様に非公開求人にされているのです。

保育士が昇進して、まず辿り着くのが主任保育士です。この主任保育士にも待遇が様々あり、求人を焦っている園などは公開で大々的に募集をしますが、そういった園よりも条件を良い園が非公開求人には必ずあるので、登録して確認するようにした方がいいでしょう。

働いている保育士達に条件を知られない為

園側が一番気を遣う点が、この他の保育士に条件が知られる事です。

保育士の労働環境は徐々にですが改善されつつあります。

元々『子どもを預かるだけ』という世間のイメージが強く、なかなか給与が上がらない職種の一つでした。

そして、もう一つ問題とされているのがなかなか昇給しない事です。

25歳~29歳までの女性保育士の平均年収が345万円である事に対し、50歳~54歳の女性保育士の平均年収は431万円、つまり一年に4万円昇給している事となります。

しかし、これはあくまで平均であり、元々基本給が高い保育所や昇給制度が整っている園も含まれているので、全ての園が毎年4万円の昇給を行ってくれる訳ではありません。

仕事や責任感は年齢・立場と共に重く増えていくのに対し、給与が上がらない事で不満を持っている保育士は沢山います。

そんな時に、人手が足りないからと園側から自分よりも良い条件で雇われる保育士がいればどんな気持ちになるでしょうか。

元々いる保育士への待遇改善を訴える人が出て来たり、中には辞職をする保育士も出て来て内部抗争が起きてしまう事が容易に想像できます。

その為、転職サイトなどで自分の園がどんな条件で保育士を求人しているかを隠すのです。
これは転職して来た保育士の為でもあります。

やはり人間は嫉妬する気持ちが捨てきれない為に、元々人間関係が難しいと言われる世界でもあるので、そういった待遇の差が原因でいじめや周りの保育士達から冷遇されて仕事にならない事も考えられます。

ですから、非公開求人は決して怪しいものではありません。

引用:保育士の仕事
http://careergarden.jp/hoikushi/salary/

非公開求人を紹介して貰うには

非公開求人を紹介して貰うには、転職サイトに登録するしかありません。

しかし、どこに登録すれば良いか悩む事でしょう。

また、登録するとしつこく電話が来るのが嫌だという人もいるでしょう。

そんな人の為に、非公開求人狙いの保育士転職サイトへの登録のコツを下記にまとめました。

・それぞれの転職サイトの『強み』に着目する

・希望欄へ電話をかけて欲しい時間を指定する

・転職コンシェルジュに多少高望み気味の希望を伝える

・非公開求人に興味がある旨を伝える

転職サイトも全て同じではありません。

実は少しずつ違いがあり、それぞれのサイトで『強み』が違います。

例えば、何万件もの求人先を知る数に自信があるサイト、保育所の人間関係をしっかりと現地調査して調べてくれるサイト、保育所以外の院内保育や障害児施設などにも精通しているサイトなど、様々です。

それぞれのサイトで登録する前に上記の事は確認する事が出来ます。利用者の声を記載しているサイトもあるので、そういったものを確認すればどんなサイトかすぐに分かります。

自分がどんな転職先に行きたいかをしっかりと定めた上でサイトに登録すれば大きく失敗する事もないでしょう。

登録した後は、少し高望みと思えるくらいの希望を伝えた上で、非公開求人にも興味がある事を伝えれば紹介して貰えます。

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