保育士と一般企業の待遇・給与・労働環境の違いとは?

保育士と一般企業では違う事が様々あります。就職活動から始まって、労働環境や休日、残業時間や転職先など、今回は一般企業と保育士の待遇の差を紹介していきます。

一般企業から保育士を目指す人の指標にもなると思います。

福利厚生

一般企業のとある福利厚生と、私の働いていた施設・保育園の福利厚生を比べてみましょう。

一般企業の福利厚生

・家賃は全額負担

・社会保険・厚生年金は正社員のみの所が多い

・残業代は規定分のみ(※契約社員は出ない、または残業させない)

・通勤手当は正社員のみの所もある

・有給は年最大15日程度だが消化率はその職場による

保育園の福利厚生(契約社員)

・家賃は全額負担

・社会保険・厚生年金制度あり

・残業代は残業時間の半分~1/3

・通勤手当あり

・有給は年10(※消化できるのは大体35日、それも勤続年数の長い先生のみ)

施設の福利厚生(契約社員)

・家賃は半額負担

・社会保険・厚生年金制度あり

・残業代は1/3出る時もありだが通常はなし

・通勤手当あり

・有給は10日で、消化率は100%だった

保育園は激務である事と、人間関係が複雑で先輩達に気を遣うあまり有給は全く消化できませんでした。

しかし、繰り越しても次の年に使える訳でもなく、日数は微々たる金額で買い取られるので殆ど意味を成していませんでした。

逆に施設は、職員が少ないながら子どもも少数、そして小学生からしか居なかったので、融通は利きました。

そして休みと組み合わせれば月に一回は3連休も取れていたので、給与が高く遊び回れる施設職員は楽しかったです。

しかし、なかなか残業代が出ないので、夜勤間や通常業務中に自分の仕事も終わらせる要領の良さが求められました。

福利厚生面だけで見ると、一般企業と保育士は変わらないと感じると思います。

給与面

給与には大きな違いがあります。しかし、勤続年数やその職場での昇進・昇給もあるので一概には言えませんが、私の経験上でお話ししていきます。

一般企業

平均月収は事務職で18万、私の周りの友人もこの金額に近い額でした。

年収はボーナスを含めて大体250万前後、保育士と変わらないと笑い合いました。

一般企業事務も頭も体力も使いますし、笑顔を絶やせないので大変だと思います。

ボーナスは年一回だったり、2ヶ月の所を1ヶ月~1.5ヶ月に変更される事もあります。

保育園

私の基本給は15万円、そこに住宅手当や通勤手当、残業代が含まれて福利厚生が引かれて大体17万でした。ボーナスに関しては、2ヵ月分とされていましたが、様々引かれ削られして16×2回でした。

施設

私が得ていた給与は毎月基本給で15万円、これに資格手当が含まれていました。ボーナスに関しては年に2回、2.4ヶ月分として引かれた上で18万円×2回貰っていました。

ここに夜勤手当が含まれ、大体一回に5,000円は貰っていたので、月に少なくとも4回~6回で2万~3万プラス、全て含めると月収は20万を超える月もありました。

私が働いていた保育園は認可保育所だったので、条件は保育園の中でも良い方でした。

施設も給与は高く、関連施設の通所施設では、保育士の手取りは13万程度でしたので大きな差がありました。

夜勤手当などはきちんと出ていましたが、残業代が出ないので施設はそこが辛かったです。

保育園は残業代を入れても施設の給与に届かないので、給与を重視するなら施設に就職・転職するのが良いと思います。

給与と休みの数で計算しても、施設の方が充実しています。

労働環境の差は?

労働環境はそれぞれの企業によって違いますが、私が体験した中で最も人と接する事の少なかったのは施設で児童指導員をしている時でした。

施設の子ども達は学校へと通うので、日中は掃除などしかする事がなく、職員は一人配置が多かったです。

一人で掃除をした後は自分の仕事を出来ますし、次の職員は子ども達が学校から帰って来る昼過ぎにしか出勤しません。

夜勤職員は夕方に出勤するので、他の保育士と会う時間の方が短かったです。

ですから、合わない人と会わずに済むのは施設職員の良い所でした。

保育園は多少の早出・遅出があっても大体日勤なので嫌な人とも日中ずっと一緒です。

子どもも日中ずっといますし、幼児クラスになるとお昼寝がなくなるので、常に子ども達と顔を合わせておかなければならずにリフレッシュの時間もありませんでした。

一般企業も同様で、大体日中に全ての職員が出そろって仕事をするので、嫌な人とも上手に付き合わなければならずに大変だと言っていました。

労働環境が楽であるのは、施設職員だと思います。

まとめ

保育士と一般企業の労働環境は、人間関係で言うと非常に施設保育士の方が良いです。

しかし、給与面では残念ながら認可外保育所になると一般企業よりも低い給与の所ばかりです。

「たかだか1万円…」と思っていても、それが一年続けば12万円も差が出てしまいます。

労働環境も大切ですが、給与は自分の生与にダイレクトに響いてきます。将来を見据えながら就職・転職活動は行ってください。

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