小規模保育ってどんな所?気になる給与や仕事内容を解説!

保育の形態にも様々な種類があります。

現在主流となっているのは、多くの子ども達を保育士数人で見る集団保育です。

集団保育のメリットは、認可園の場合は規定人数で目一杯の子ども達を預かる事が出来る為にコストパフォーマンスがかなり良いのです。

無認可保育所の場合は、規定自体がないので、保育士に対してかなりの人数を預かったりする所もあります。

ですから、集団保育となると負担が大きくなるのは保育士です。そういった場所を選んでしまった場合、残業や持ち帰りの仕事、現場でもかなり大変な思いをしなければならなくなります。

今回はそんな集団保育とは正反対の、子ども達としっかり向き合う保育である小規模保育について紹介していきます。

給与は?

まず気になるのは給料です。

集団保育は前述した通り、人件費を抑えながら保育士を酷使する保育とも言えます。

しかし、園の運営が営利を強く意識したものであると、折角入った保育料も保育士には届きません。

保育士の全国的な平均給与は18万円、無認可になると補助金が出ないのでその分が削られて、酷い所では10万円を切る所も出てきます。

小規模保育は、人数が少ない為に徴収する保育料も高くなってしまいます。

認可保育所では保育料は一律ですが、無認可では保育料は園側が決めて良い事になっているので、小規模を成り立たせつつも保育士の給料を払う為に高い保育料を取る様になっています。

小規模保育所の場合、認可保育所も無認可保育所もあまり金額的には変わりません。

しかし、賞与が安定しているのはやはり補助金の出る認可保育所です。

無認可保育所はどうしても子ども達の人数で徴収できるお金が変わって来るので、変化が激しいとも言えます。

休みや土日は?

休みは認可も無認可も変わりません、完全に園によりけりです。

現在は土曜日も開園しているのが当たり前なので、幼稚園のような土日休みなどは取れずに隔週で2日間の休みを取るのが主流です。

少しだけ困るのは、有給が取りにくい事と、早退がしにくい事です。

小規模保育という事で、余計に保育士は配置出来る程余裕はありません。

ですから、有給もかなり前から言って、園全体で調整を行わなければなかなか取れないでしょう。それだけではなく、体調が悪くなってしまった場合、なかなか他のフォローに入れるフリー保育士はいないので、早退もしにくいのです。

小規模保育所は人数が少ない為に、休みは取りにくい・突然の早退などもしにくいので、体調管理が重要になります。

勤務時間は?

勤務時間も園によって違います。24時間保育を行う所もあれば、普通の保育所同様に朝から夕方までの保育を実施している所もあります。

勤務時間自体は特に普通の保育園と変わらないのですが、残業や居残りは少ないのでそれは嬉しい所です。

小規模保育の為、園舎も小さく保育室もその分狭いのです。壁面も少ないですし、保育が終わった後の清掃や道具の消毒も早く終わります。

小規模保育所の良い所は、残業が少ない事です。

もしも結婚・出産を経ても正社員として第一線で活躍する事が出来、定年まで働き続ける事が出来るのは大きな魅力です。

残業が少ないので、家庭との両立も出来るので、保育士の間では将来を考えて小規模保育所で働く人が増えています。

正社員?安定してる?

正社員登用ですが、勿論あります。

寧ろ、こういった小規模保育所の方が正社員の狙い目なのです。

小規模保育所は、実は保育士よりも保育補助を多く雇っている事が多いのです。

保育士を雇うと人件費がかかってしまい、それよりもアルバイトや保育士よりも資格手当が無い分安く雇える保育補助を中心に雇っているのです。

ですが、逆に言うと資格を持っていれば小規模保育所では中心となって働く事が出来ます。

将来性についても、少し前から社会問題として取り上げられている待機児童問題が解決しない限りは小規模保育所も重宝されるので潰れる事はありません。

クビになったりする事もありませんし、保育士資格を持っていれば全く問題ありません。

将来性や安定は気にする必要がないので、保育士として中心で活躍出来る小規模保育所に是非挑戦してみてください。

その他、普通の保育園と比べてのメリットやデメリットなど

集団保育をしている園とのメリット・デメリットについて紹介していきます。

何よりもメリットとして挙げられるのは、子ども達としっかり向き合える点です。

子ども達には様々な性格傾向や個性があります。

特に現在よく取り上げられている、発達障害の子ども達は、環境や対人関係によって障害の症状を抑える事が出来るのです。

一人ひとりに合った対応が出来る、一人ひとりとゆっくりと向き合う時間が作れるのが小規模保育所の魅力です。

子ども達や保護者の変化にもすぐ気付く事が出来るので、保護者が一人で育児に悩んで孤立する事も防止できます。

そして前述した通り、残業時間は通常の集団保育の園よりも少なくて済みます。

また、少人数である為に人間関係もそこまで複雑でもありません。

大規模な園になると、どうしても派閥やクラスごとの仲間意識が強くなってしまい、そこに個々の保育観も絡んでくるので衝突が増えてしまいます。

人間関係で悩んだ末に退職を選んだ人は、小規模保育所の安定した人間関係を築ける場所を選んでみるといいでしょう。

逆に、デメリットとして挙げられるのは、保育士資格を持つ人間に精神的な負担が大きくなる事です。

前にも書いていますが、どうしても小規模保育所では人件費を抑える為に、保育士を雇うとその周りを保育補助で固めてしまいます。

保育補助は資格がないので、保育の勉強をしておらず、純粋に子どもが好きだからと志す人もいるのです。

ですから、保育的な視点からの注意や設定保育の提案、展開、子ども達の発達に合わせた環境作りも率先して保育士が行わなければなりません。

雑務は全員で平等に分け合えるので、作業量自体はそんなに多くはありませんが、責任を負わなければならないのはどうしても資格を持つ保育士です。

保育士として、保育補助をまとめるのも経験値を上げる為だと割り切って、頑張ってください。

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