保育士は保育園だけ?保育士資格の活かし方

保育士資格を取得し、最初に思い浮かぶ就職先は勿論保育園です。

しかし、保育園は知られている通り、業務が非常に多く残業ばかり、保護者対応にはかなりの神経をすり減らし、どれだけ子ども好きな人でも、子ども達と長い時間一緒にいる事でストレスも蓄積されます。

しかし給与にはなかなか反映されない為、転職・離職を選ぶ人も多いのが保育士業界の現状です。

その為に年々潜在保育士は増加し、保育士離れは進んでいます。

しかし、保育士の資格を活かして働けるのは、実は保育園だけではありません。

選ぶ場所によっては、保育園で働いているよりも高いお給料や福利厚生を受けられる可能性もあります。

今回は実際に自分が保育園勤務をしていた時、そして施設で働いていた時の待遇の違いを紹介しながら保育士資格の活かし方をお伝えします。

保育士資格を使って働ける場所

保育士の資格は非常に強く、保育園以外では「児童指導員」と呼ばれる仕事に就く事が多いです。

保育士は児童指導員として、場所によっては20歳までの子ども達への欠ける保育を埋める業務に携わります。

児童養護施設

子どもの保護者が何らかの事情によって養育が出来ない場合、又は保護者から激しい虐待・ネグレクトなどを受けて児童相談所が保護者の元での養育が困難と判断した場合に子どもを保護する場所です。児童養護施設には2歳~20歳までの子ども達が生活を共にしており、保育士はその生活の補助や指導、そして環境作りが主な業務となります。

乳児院

ここでは0歳~2歳までの子ども達が暮らします。

乳児院に預けられる子ども達は児童養護施設の子ども達と同じような状況の子どもですが、一つ大きく違うのは障害児の振り分けがされていない事です。

2歳になって児童養護施設に送られる際に、知的な障害や身体的な障害がある子どもは、その状態に合った施設へと送られます。

しかし、乳児院は障害を持つ子どもも一緒に養育するので、障害児への理解や勉強が求められます。

児童自立支援施設

ここは児童養護施設と名前は似ていますが機能や役割は全く違います。

ここに来るのは犯罪行為、非行などを繰り返し、家庭裁判所から保護処分を下された子ども達です。

年齢制限については下はなく、上限が20歳まで(※18歳で退所が原則だが、場合によっては延長可)入所可能で、大体1~2年の間に生活リズムを作って、勉強や運動に励む健全な生活を送って更生を目指します。

保育士は子ども達への生活指導が主な業務になります。

非行に走った子ども達なので、保育士に突っかかって来る事もありますし、脱走も頻繁です。

それにも対応し、保育士も制止や捜索をする事が求められます。

障害児施設

障害児施設は、視覚・聴覚・精神・知的・肢体・重度心身と分類されています。

しかし、施設の少なさに対して入所したい・児童相談所から保護して欲しいという子どもが毎年増加している為、重複障害の子どもが入所するケースが増加しています。

私が知的障害児施設で働いている際にも、知的障害と精神障害を同時に持っていて、精神障害児施設に空きがないからと知的障害児施設に来た子どももいました。

しかし受け入れ態勢はそんなに整っていなかったので、その子どもを十分な環境で養育してあげる事ができませんでした。

そうなると再び児童相談所に送致になってしまうので、子どもの負担を増やしてしまいます。専門の障害でなくても、フォローできる力や入所する子どもの障害に対して勉強する事が求められます。

施設保育士のメリット

施設で働く児童指導員のメリットとして私自身が感じたのは、

・給与が高い事
・夜勤があって自分の仕事の時間を取れる事
・夜勤明けの日は自分の自由時間に使えた事
・保護者対応がほとんどない事
・正社員登用の確率が高かった事
・ピアノが弾けない保育士も問題なく働ける事
・ブランク明けでも高い時給でアルバイトが出来る事

の7点です。

私は元々アルバイトとして興味のあった知的障害児施設で半年働きましたが、その後施設側からの強い要望で契約社員にして貰いました。

私の他にも、児童指導員として働いているが保育士の資格を持っていない人や、40代を過ぎて初めて障害児施設に勤める事になった人など様々な人がいました。

つまり、ブランク明けだろうと、全く障害児施設の勤務経験がなくても、転職は簡単という事です。特に給与が夜勤手当もつくので高いのは常に助かりました。

その後に1年働いて保育園勤務に転職しましたが、私の給与は4~5万施設の時よりもダウンしました。

また、夜勤明けの日は休みになるので、休みの日も3~5日減りました。夜勤の際には連続で18時間(内休憩は3時間)勤務ですが、その分自分の仕事も夜勤中は邪魔される事なく出来ましたし、休みも多かったので自分の時間は確保できました。

保育園勤務の保育士のメリット

今度は保育園勤務の保育士のメリットについて話していきます。私が感じた中では、

・夜勤が無いので体への負担が小さい
・保護者対応を通じて対人スキルが上がった
・設定保育や行事で司会や中心を勤める事で度胸がついた
・体力が付いた
・ブランク明けでも正担任としてバリバリ活躍出来た
・正担任以外になれば家庭との両立も可能

上記の点が挙げられます。

夜勤をしている時は、たまに自律神経に負担を掛けてしまって立ちくらみや体調を崩す事も多かったです。

しかし、保育園は勤務が早い事や、夜は疲れて眠ってしまうので、体調は一定に保つ事が出来ました。

また、保育園勤務の経験が無い上に半年のブランクがあっても、正担任になってしっかりクラスの中心になって働く事が出来ました。

そして、未婚の先生もいましたが、子どもがいて家庭を持つ保護者は家庭と両立する事も出来ていました。

そういった職員には残業させないという保育園の方針もあったので、すぐに帰って家事に取り組めると言っていました。

まとめ

保育士は資格さえあれば上記の施設どこでも働けます。

どの職場でも、保育士は不足しているので経験が無くても就職・転職する事が出来ます。

保育園で残業・早出・休みが少ないと悩んでいるならば、夜勤はあるもののその分手当もつく施設職員になるのも良い手です。

保育士は合わないと思えば、次はすぐ見つかるので転職しても問題ありません。

自分の興味のある場所に就職し、自分の実力を発揮してください。

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