認可外保育園ってどんな所?気になる給与や仕事内容を解説!

認可保育所は、厳しい規定を満たした安全な園である事に加えて、自治体からの補助金を受けるので、保育料が決まっています。そして、その保育料も格安です。

共働きの夫婦が認可保育所にこぞって子どもを入れたがる中、認可保育所に落ちてしまった子ども達を受け入れるのが、この認可外保育所です。

認可外保育所は規定を満たしておらず、各園で保育士の配置も保育料も決めて良いという園を指します。

今回はこの認可外保育所にスポットを当てていきます。

業務内容は?

業務内容は、普通の認可保育所と同じです。

子ども達の年齢に応じて設定保育を行い、発達を援助する事に加えて、日常のトイレ介助や服の畳み方などの指導を行います。(※社会生活に必要な能力を指導し、見に付けさせるのが目的)

また、各園で大切にしている保育方法があるならば、それを展開します。

音楽に力を入れている園、芸術に力を入れている園、外国人講師を招いて英語の発音などに力を入れている園、計算や識字に力を入れている園など様々です。

その能力を伸ばせるように、保育士がプロフェッショナルとして設定保育で指導に当たります。

前日には設定保育の展開を実際に主任保育士やクラスリーダーの前で披露して、問題点や改善点を指摘して貰い、子ども達に伝わりやすくする努力をします。

また、保護者との家庭と保育園の連携、連携の一環であるクラスだよりの製作、保育室の装飾・壁面作りなど、保育士の業務は多岐に渡ります。

クラスの掃除なども、掃除専門スタッフを雇う余裕がある認可外保育所などある訳ないので、保育士が行わなければいけません。

給料一桁は本当?

保育士の処遇を改善して欲しいという要望の中に、世の中へ衝撃を与えた保育士がいました。

その保育士の給料はたったの一桁だったのです。しかも、その一桁も9万円などの限りなく二桁に近い数字ではなく、6万~7万の間を変動する絶望的な給料でした。

辛うじて社会保険には園が加入をしてくれていましたが、引かれるものを引かれてその金額にまでなってしまうのです。

認可外保育所は、運営を補助を受けずに自分達でやっていかなければいけないので、高い保育料を保護者から受け取っても、なかなか余裕のある経営は行えません。

子ども達の為、保育所の運営にあっという間にその金額は消えてしまうので、保育士に満足な給料を与える事が出来ていない状況です。

認可保育所は補助金がある為に、辛うじて二桁には達しますが、それでも高い給料とは言えません。

保育士は任される業務と給料が最も見合っていない職業の一つと言っても過言ではないのです。

休みや土日は?

休みは基本的に日曜日が確実で、その他は保育士の数によっても変動します。

正社員・嘱託職員・派遣・契約の場合は土曜日出勤は当然です。土曜日に保育所が開いているのは、最近では珍しくもありません。

保育士不足の為に、隔週で2日休みが取れれば良い方です。しかし、その貴重な休みも結局は保育道具の買い出しや仕事で潰れてしまうので、殆ど休んだ気になれないという保育士が多いです。

また、暦通りの休みを採用している所が多いので、大型連休などは休みが確実に取れますが、お盆などは交代での休みになるので、確実に休める訳ではありません。

お正月休みも、その年の日取りによっては三箇日が明けてすぐに出勤という所もあります。

年休は90日前後と非常に少なく、その年休の半分以上は仕事で潰れてしまいます。

また、有給消化も人数が少ない為に実現しておらず、休みは少ないと覚悟して就職するか、多少の給料や福利厚生が悪くても、休みを優先的に取ってくれる園を探すと良いでしょう。

勤務時間は?

勤務時間は休憩がなかなか取れないので、一日に15分~30分あればいい方です。

実働は残業込みで8時間を毎日超えますし、多い時には12時間勤務など一日の大半を園で過ごす事になります。

パートやアルバイト職員であれば多少は早く帰れますが、正社員の保育士となると保護者対応や行事の運営などの関係で残業がどうしても多くなります。

クラスだよりや絵本選びなども、基本的には保育を決める正社員保育士が担わなければいけないので、なかなか早くは帰れません。

多少給料が安くても、早く帰りたい人はパート職員契約などを結んだり、閉園時間が早く、行事が少ない園を選ぶと早く帰れます。

正社員?安定してる?

正社員登用はしてもらう事が出来ます。

しかし、毎年正社員の保育士を増やす園はなかなかなく、正社員の保育士が一人抜けたらその代わりに古い保育士を正社員に昇格するなどの形を取っている所が多いです。

どうしても正社員を増やすとその分人件費がかかってしまうので、正社員登用をしたくても出来ないという園が多いのです。

正社員登用は気長に働いていればチャンスが巡って来るので、どうしても正社員登用して欲しい園がある場合は、そこで地道に働き続ければなれます。

安定で言えば、保育士不足の世の中ですから、大きな事故、著しく人間関係を築く事に問題がある等がなければ、契約を更新し続けて貰えます。

子どもが生まれ続け、共働き家庭が増加している現在ではなくてはならない存在なので、将来的にもなくなる可能性は低い、安定した職業であると言えます。

その他、普通の保育園と比べてのメリットやデメリットなど

デメリットはやはり給料が低い事と、保育士配置がどうしても認可保育所よりもバランスが悪く保育士一人で見なければいけない子どもの数が多いので、負担がかかってしまう事が挙げられます。

しかし、メリットとしては、認可保育所よりは比較的自由な所が多いので、自分のやりたい保育を自由にさせて貰えるというメリットがあります。

また、認可保育所はどちらかというと保護者に対してお願いをする事が多く、融通が利かない事で園側と保護者が衝突する事が多いですが、認可外保育所は保護者の融通を利かせて、園側と保護者で協力して保育を行っていく姿勢が強いので、保護者関係も良い所が多いです。

保護者関係が原因で辞める保育士もいるので、これは大きなメリットと言えるでしょう。

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