児童福祉施設ってどんな所?気になる給与や仕事内容を解説!

児童福祉施設とは、保育士を目指す際に何度も耳にするであろう単語ですが、一体どんな施設なのか思い当たる人は少ないと思います。

実はこの児童福祉施設とは、21種類の児童の入る施設の総称として使われている言葉です。

この施設は、保育士資格を持っていれば就職しやすいですし、保育士資格を持っていなくても働く事が出来ます。

また、保育士資格の国家試験を受ける時の実務経験はこの児童福祉施設で一定期間(※2年以上2,880時間)働いている事が条件となります。

金銭的な余裕がなく独学で受験をする人、資格がなくても働いてみたい人、保育士として就職・転職したい人向けに、児童福祉施設の中でもあまり知られていない施設について紹介していきます。

情緒障害児短期治療施設とは?

あまり聞き慣れない施設ですが、保育士の養成学校の施設実習先としても行く事のあるこの情緒障害児短期治療施設とはどんな場所でしょうか。

ここでは、20歳までの子ども達が児童相談所から認められた場合に措置という扱いで入所します。また、稀に保護者からの希望(※自分達で見れない、実際に社会に何かしらの危険を加える可能性がある)で児童相談所を通じて契約で入所する子どももいます。

精神的な不安定を持つ子ども、軽度の知的な障害を伴う子どもを預かる場所です。

医療的なサポートを行うのが主な施設ですが、保育士は生活的な指導を行う立場として施設で働きます。

医療的なサポートを受ける子ども達に対し、保育士もパニックになった際の対応などが求められるので、知識が必要です。

休みや土日は?

基本的に休みは不規則です。

子ども達は常に施設にいるので、土日を休みにする事も出来ません。

そして、土日は特に短期入所の子どもが入る事もあるので、人手が必要になります。

平日は平日で児童相談所などの連携もあるので、忙しい事に変わりはありません。

土日は駆り出される事が多く、平日に休みを取るのですが連休も施設によっては取りにくい事もあるようです。

勤務時間は?

基本は7.5時間の実働時間を取っている所が多いですが、夜勤となるとそうはいきません。

子ども達が生活する施設なので夜勤は必須で、夜勤は長い所だと15時~16時スタートで、翌日の8時~9時まで15時間を超える勤務になる場合もあります。

翌日は休みになりますし、保育士の体力を考えて月に3回~4回と設定されています。

夜勤経験がない人も段々と慣れてくるので、夜勤に初めて挑戦する人も心配は要りません。

正社員?安定してる?

正社員登用は勿論あります。しかし、この手の施設は適性を判断してから正社員登用を行うので、一年の契約・嘱託職員期間を覚悟しなければなりません。

長く勤めればその分正社員登用のチャンスはありますし、経験が重視される職場なのでクビになる心配はないので、正社員になれるまで地道に嘱託職員として働いていても問題ありません。

その他、普通の保育園と比べてのメリットやデメリットなど

普通の保育園よりも高い年齢層の子ども達と触れ合い、家族のような関係を築けるのはメリットです。

また、夜勤手当などもつくのでかなり給料は良い方に分類されます。休みも多いですし、福利厚生では普通の私立保育園より良いと言えます。

デメリットとしては、子ども達の精神的な変化が激しく、仲良くしていても少しのすれ違いでかなり激しい攻撃を受ける可能性があるので、それが原因で自分の精神を崩してしまう人もいます。

また、夜勤が年と共に辛いと感じる人や、夜勤自体が体質で向いていないという人もいるので、高給が取れて自由な時間が増えてもそれが一番良いとは言えません。

児童家庭支援センターとは?

次に紹介するのが児童家庭支援センターです。

これはあまり聞き馴染みもなく、保育士の実習先としても使われる事がないので知らない保育士も多いです。

ここでは、虐待やネグレクト、貧困など家庭に何かしらの理由を抱えた保護者への相談・支援を行っています。

それだけではなく、地域の乳幼診断、家庭訪問、児童相談所から委託された家庭訪問、施設から退所した子どもの戻った家庭への支援・相談などを行っています。

保育士は保育の知識だけではなく、保護者支援も行わなければいけないので、虐待に走った保護者の心理を理解し、どうすればその気持ちをなくしていけるのかなどの知識も付けて仕事に臨まなければなりません。

最近では子どもの不登校支援も行っているので、心理的なサポートをする為にも、児童福祉主事の資格を持っていると役立つでしょう。

休みや土日は?

年中無休で相談に乗っている施設が現在では増えています。

それだけ家庭での問題が深刻化し、いつ保護者や子ども達に異変が起きるか分からないという事なのでしょう。

時代の移り変わりを反映しているこの施設は、休みを取るのも交代なので、土日の出勤も考えられます。

また、土日や夜間だけ別のアルバイトや嘱託職員にお願いしている所もありますが、正社員も駆り出される事はあるので、土日も休みが取れない事は覚悟して就職しましょう。

子どもや保護者の気持ちやトラブルによっては、休みだった日にも出勤を求められる事もあります、子どもや保護者次第の仕事であるのはある程度覚悟しましょう。

勤務時間は?

勤務時間もそれぞれの施設でまちまちですが、基本的に実働7.5時間~8時間、夜勤は10時間~15時間以上である所が多いです。

また、保護者や子どもの対応で残業になる事もあるので、ぴったりに帰れる訳ではありません。残業が多い事も頭に入れておいた方がいいでしょう。

正社員?安定してる?

正社員登用は勿論ありますし、保護者と子どもがいる限りは続いていく仕事です。

不登校児の問題も取り上げられてまだ間もないので、これからどんどんと不登校児の支援も必要とされていきます。

将来的に見ても、必ず広がっていく事業なので、将来性は抜群だと言えます。

保護者や子どもも同じ職員への対応を求めるので、長く続けられる人こそ正社員になれる可能性も上がる職業です。

その他、普通の保育園と比べてのメリットやデメリットなど

普通の保育園のように、外遊びやトイレ介助などの簡単な保育などではなく、保護者の不安を聞いたり子どもの保育を手伝いつつ、保護者にどんな保育をすれば子どもの為になるかなどの指導を行わなければなりません。

自分の指導が保護者と子どもを救うので、やりがいが非常に高いのがメリットです。

また、保護者にとっては対応してくれる保育士を信頼して全てを打ち明ける事が出来るので、代わりがなかなか効かない仕事です。そういった所で自信を得て、長く続けるモチベーションになるでしょう。

対してデメリットとしては、保護者から信頼される事が重く感じて自分の精神を病んでしまったり、逆に保護者と合わずに一度拗れてしまうと関係性を修復する事が不可能な場合もあります。

代わりが効かない為に、前の保育士から仕事を引き継いでも、保護者から心を開いて貰えない場合もあります。

心理面でのサポート知識は勿論ですが、対人スキルが保育園の保護者対応よりも求められます。

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