保育士の実際の残業ってどれくらいのもの?

保育士は日々の業務が多過ぎて、時間内に終わる事がほとんどありません。その為に、残業が頻発している保育士も多いです。

しかし、他業種から見ていれば保育士の内情はなかなか見えてきません、今回はそんな保育士の実際の残業時間や、残業を余儀なくされる環境の過酷さを紹介していきます。

そして、そんな残業を逃れるにはどうすればいいのかも併せて紹介していきます。

毎日の残業は2時間~3時間

実際の保育士の残業時間は、大体2時間~3時間です。

延長保育まで働いたとして、19時~20時に閉園する園が多いので、そこから2時間となると帰宅は遅い時で21時~22時になってしまいます。

食事やお風呂などの日常動作をしていれば、あっという間に次の日になってしまうので、自分の時間はほとんど取れません。

何故ここまで残業が多いかと言うと、日中は子ども達から離れられない事が挙げられます。

日中は子ども達の把握がメインとなり、気持ちが変わりやすい子ども達のトラブルからの事故を防ぐ為に目が離せません。

特に幼児クラスはお昼寝の時間がないので、合間に連絡帳を書くだけでいっぱいになってしまいます。

しかし、一日が終われば汚れた保育室を掃除し、壁面の修理、保育日誌、設定保育の反省・翌日の試行、設定保育の準備、クラスだよりを打ち込む、月案を書くなどやる事は沢山あります。

リトミックを取り入れている園では、リトミック運動の動きやピアノの練習まで追加されます。行事前は看板づくりなどの製作に加えて、子ども達の衣装作りや振り付けの提案・練習、ピアノの練習など更に仕事が増えていきます。

この業務を日中に子どもを見ながら行うのは不可能です。保育士の残業がなかなか解決しないのは、それが理由です。

残業代が出るならするけど…

稼ぎたい人にとっては、残業をしてその分お金のバックがあればどんどんしたいと思うでしょう。

しかし、保育士の場合は残念ながら残業代は出ません。残業代が出るならば、延長保育だけ別の保育士を雇ったり、保育士が残業しなくて良い様に加配の保育士を出したりするでしょう。その解決法が出されていない時点で、残業代は出ないも同然です。

保育士のプライベートな時間を犠牲にして、ようやく運営が成り立っているのが現実です。

現場は運営はぎりぎり出来てはいますが、保育士が足りている訳ではありません。

残業代はきちんと出ると謳っている所でも、実際は残業時間の半分も支払われていません。

残業代が出ないのに、保育園の行事の前の日は、最長で5時間以上の残業を求められます。(※行事の週は、平均して毎日45時間の残業が発生する事が多いです)

一番ひどい時では、0時過ぎまで残業が続く事もあります。

体力が必要となる理由は、こうした過度な残業をこなさなければいけない事も挙げられます。

残業を避ける方法は?

こうした過度な残業を避けたいと思う人は多くても、実際に回避できた人は少ないです。

保育士の世界は上下関係に厳しく、どうしても昔の習慣が残ってしまっています。

先輩が帰るまで保育士は帰れない、どうしても先輩保育士が残業していたらその手伝いをしなければいけないという暗黙のルールが存在しています。

ですから、保育園で働く以上は多少の残業は我慢するしかありません。

どうしても残業が嫌な場合は、公務員保育士を希望すると良いでしょう。

公務員保育士は各自治体の公務員試験に合格する事でなれるのですが、公務員と同じなので、残業もなるべくしない方向になっています。

また、残業をする事になっても、残業代がきちんと支払われるのも大きな違いです。

働いた分だけのお給料をしっかり払ってくれるのは、やはり公務員です。

他にも、保育園の中には子ども達との家庭的な雰囲気を大切にして、行事をあまり行わない方針の園も増えています。

そういった園に就職すれば残業をしなければいけない可能性も低くなりますし、もっと言えば託児所などは行事を執り行わなかったり、少人数制を取っている為に日中に子ども達の様子を見ながら業務を済ませる事が可能です。

託児所は保育機能(※設定保育や、保育参観、行事など)が少ない代わりに、託児の機能に特化している為、子どもとゆっくり向き合いたい人には向いています。

COMMENT