もう限界…保育士が精神を病む瞬間ベスト3

保育士をしていると、子ども達へ自然と感情移入してしまう事があります。しかし、その感情移入こそ、保育士の辞職や転職を誘発する原因となるのです。

可哀想に思うかもしれませんが、自分の精神を守る為にも必ず一歩引いた一から子ども達を見る事が重要です。

今回は私が保育士をしていて、実際に自分が経験して精神を病んだ事、そして周りで病んだ人がどんな原因で病んでしまったのかを紹介していきます。

第三位:子どもが壊れていく

施設で精神を抉られるのは、子どもが壊れていく姿です。

保護者は子どもを引き取りたい一心で、仕事や生活態度を改めて努力をします。

精神疾患が原因で子どもに手を上げてしまう場合は、精神科・心療内科やカウンセリングを受診して、その精神疾患を克服した上で、児童相談所から認められた場合のみ引き取りが可能となります。

子どもも再び保護者と暮らせる事、集団生活をしなくて良い事で非常に喜び施設を後にするのですが、その半数以上が再び施設に戻って来る事となります。

原因は、子どもが家に帰って来る事で、施設に預けていた時のように週に二日だけ顔を合わせる生活ではなく、毎日子どもが家にいて、その世話を焼かなければならない生活が始まります。

適度な距離を持てなくなった事でストレスが溜まり、再び手を上げる保護者も少なくありません。

また、もう一つ問題となるのが子ども達の生活態度です。

保護者がネグレクト気味になると、朝一人で起きる事が出来ずに学校へ行かなくなってしまいます。

その結果、生活リズムが逆転して完全に学校に行かなくなってしまったり、遅くまで遊び回って非行に走ってしまうケースも考えられます。

保護者の改心した様子や言葉、子どもの喜ぶ姿を見た上で、子どもが非行に走り壊れていく姿を見るのは胸が痛くなってしまいます。

第二位:嘘を吐く事

施設職員は常に子ども達に対して嘘を吐かなければなりません。

保護者が子どもを「要らない」と言ったり、児童手当を目当てに産んで世話をしたくないと言っていても、「お母さん、お父さんは〇ちゃんと暮したいって思ってるよ」と保護者と子どもが信頼関係を作れるように嘘を吐かなければなりません。

また、障害を持つ子ども達の中には、「将来はカフェで働きたい」「先生みたいに保育士になりたい」という子どももいます。

しかし、障害児施設の子ども達は作業所に入所する事や、そのまま成人施設に流れる事が殆どで、成人を機に自宅に戻れたり、実際に自分の働きたかった場所に行ったり、養成学校に行く事は難しいのです。

ですが、その将来を「素晴らしい夢だね」と褒めて、叶うと言い続けなければいけない傍らで、自分で子ども達の通う学校の教師と共に18歳になり施設を出る際の手続きを淡々と行わなければなりません。

本来ならば自分のしたい事をさせてあげたい、行きたい養成学校に行かせてあげたいと思いますが、現在はその夢を叶えてあげる事は出来ません。

そんな子ども達の将来に嘘を吐かなければいけないのをプレッシャーに感じて、保育士を辞職してしまう人もいます。

子ども達に感情移入をせずに、一線を置いて接する事の出来る人の方が施設職員は向いています。

第一位:敵意を向けられる

子どもから敵意を向けられる事は、非常に保育士にとっては辛いと感じる瞬間です。

納得するまで話し合い、再び信頼関係を構築し直す事が出来れば良いのですが、知的障害の中でも思い込みが激しく、一度決めたら絶対にその考えに固執するタイプの子には、一度信頼を失くしてしまうとそのまま一生信頼を回復する事は出来ません。

敵意を向けられるだけではなく、中にはパニックを起こして保育士に掴みかかって来る子もいます。

それまでどれだけ仲が良かったとしても、たった一回の過ちで保育士は「攻撃対象」となってしまうのです。

知的障害の子ども達でも、やはり親は特別な存在なので、絶対に保護者には手を上げられようとも、ネグレクトを受けようとも嫌う事はありません。

勿論過ちだって子ども達は気にしませんし、保護者であれば何でも受け入れるのです。

しかし、保育士は違います。保育士は場合によって、子ども達に厳しい指導をしなければいけない時もあります。

そういった所で不満がつもり、一度起こした不信感で爆発して二度と保育士を信頼しないという事もあり得るのです。

子ども達から攻撃対象とされても、周りの保育士と連携を取ってうまく立ち回り、攻撃を流せれば良いですが、出勤の度に暴言を吐かれて暴れられるのはダメージが蓄積します。

私も一度一人の子どもと拗れてしまい、出勤の度にその子に攻撃されるのが卒業するまで半年間続きました。

子どもに敵意を向けられて、非常に辛く分かってもらえないやるせなさで一時期はノイローゼのような状態にもなりました。

しかし、どうにか周りのフォローのおかげで子どもの攻撃をかわす事が出来たので、周りの協力を仰げるような環境・連携が取れる施設に就職した方がいいと思います。

まとめ

施設で働いていると、楽しいと思う事よりも辛い・悲しいと感じる事の方が多かったです。

施設職員に求められるのは、夜勤を勤める体力もそうですが、精神力の方が求められます。

子ども達と一線を置いて接する事は、自分の身を守る事、仕事を長く続ける事にも繋がります。

無駄な転職や辞職を防ぐ為にも、自分の性格を冷静に分析し、保育士同士の連携が上手く行っている施設を選ぶ必要があります。

これが実話…?恐るべき施設の実態と抱える闇

保育士は保育士資格を取る際に、必ず施設実習というものに行かなければなりません。

大体施設実習は養成校側が人数調整して配置するので、自分の行きたいと思う所にはなかなか配置してはもらえません。

そして今回は、その施設実習や実際に施設で働いて体験したり、周りから聞いた怖い施設の実態についてお話していきます。

施設は保護者の居ない子ども達を保護する大切な場所です。しかし、そこに勤める人達が全て優しい人なのかというと、そうではないのだけは覚えていてください。

お金が子どもまで行っていない

施設には公費の補助が行われる事もありますし、条件を満たせずに補助が出ない施設は周りからの寄付金や、その施設に子どもを預けている保護者から支払われる月謝でどうにか運営を保っています。

ですから常にかつかつの状態ではあるのですが、施設長や理事長などの上層部を見ると妙に羽振りが良い事に気付きました。

車が外車なのは勿論の事、食べる物や身に付ける物も非常に良い物ばかり、挙句には豪遊自慢を職員にしてくるのです。

その時点で何となく嫌な予感がしていましたが、実習を終えてそこで働き出して分かりました。

上層部の遊ぶお金は、あろうことか子ども達への寄付金を使って賄われていたのです。

給食部などにはぎりぎりのお金を渡して上手くやりくりする様にと言いつけ、施設も老朽化したり、破損した物が出ても修理せずに使い続ける…全て負担は子ども達にいってしまうのです。

そういった施設の腐った内情を見て、改善しようと志したもののなかなか変わらない体制に見切りを付けて辞めていく保育士も多いです。

そんな施設には就職しないのが一番です。就職しない為にも、見分け方をお伝えします。

・子どもの人数に対しての施設の部屋数が少なすぎる(子ども10人に対し個室はたった3部屋など)

・施設の外観が老朽化している

・子どもに出すおやつが明らかに安い物(一つ30円の駄菓子のみ)

・食事が明らかに量のみを増やそうとして栄養価を計算していない、または美味しさを感じない

上記のような点が見られた場合、その施設は非常に危険です。

施設の運営費を子ども達に還元せず、自分達の私腹の肥やしにしてしまっている可能性があります。

常に子ども達を優先する施設であれば、保育士も辞めたいと思う事も無いのでそういった職場を選ぶようにしましょう。

子どもと保護者の関係を改善しようとしない

児童指導員は子ども達の生活を守る事が第一ですが、もう一つ大切な仕事があります。

それは、子ども達の保護者へともう一度子どもを育てる自信と環境を作って貰えるように働きかける事です。

子どもはどんな虐待を受けても、やはり親許に帰りたいと強く望んでいます。

保護者も保護者で、やはり腹を痛めた大切な子どもを自分の手で養育したいと強く望んでいます。

そこで、保育士は保護者と子どもの間に入って、虐待やネグレクトで生まれてしまった溝を埋め、再び両者が歩み寄って生活を共に出来る程の信頼関係を作れるように工夫をします。

例えば、保護者に定期的に電話連絡を入れて子どもの様子を伝えたり、子どもの一時帰宅の手続きを行ったり、時には保護者がどんな不安を抱いているのかを尋ねて受け止め、専門機関を紹介したりもします。

しかし、施設の中には人件費をケチって、児童指導員の負担を増やし、上記のような活動を出来ない環境を作ったり、保育士資格などの資格者は資格手当を出さなければいけないからと、知識のない人を雇って働かせたりしています。

その結果、子どもと保護者の関係は上手に構築される事が出来ず、子どもが家に戻る事が出来なかったり、もっとひどい時には再び保護者のネグレクトや虐待に遭ってしまう事もあります。

実際に私の居た施設で、保育士資格を持たない児童指導員が、保護者の上辺だけの子育てをアピールする姿に感激して一時帰宅の手続きをしてしまい、子どもが痣だらけで施設に帰って来た事もありました。

また、子どもが施設のお小遣いや行事ごとのプレゼントで得た物を強奪する事件もありました。

保育士が頑張りたくても頑張れない職場、その環境にこそ辞職の理由が隠れています。

施設を選ぶ際には、職員の有資格者の数が多い所を選んだ方が無難です。

まとめ

辞職や転職しなくて済むように、最初から整った環境の施設で働く事が一番良いです。

なかなか職業安定所などの紙面だけで施設を判断するのは難しいので、施設が募集しているボランティアなどに参加する事で施設の内情を探りましょう。

また、どうしてもボランティアに参加できない場合は、上記のようなダメな施設の特徴をしっかりと掴んだ上で、施設を吟味してください。

特に、お金が子どもに還元されていない施設に行くと、子ども達の暮らす環境があまりにひどすぎで可哀想に感じ、耐えられずに辞める事となっています。

一度出来上がってしまっている腐った体制はそうそう改善されません。最初からそういった施設には関わらないでおく事が、保育士を長く続ける秘訣でもあります。

落ち着いて!本当にあった保護者同士の争い

驚くべき事に、保護者同士でも争いが起きる事はあるのです。

ママ友と表面場は仲良くしていても、腹の中では何を考えているかわかったものじゃありません。保育士をしていると、子供同士の喧嘩だけではなく、保護者の喧嘩を止める事を頼まれる事もあります。

今回はそんなちょっと笑えるけど、保育士にとっては迷惑な保護者同士の争いについて紹介していきます。

お金のトラブル

これはよくあります。額は大概が少額で、その理由も「ランチ会のお金貰ってない」など、プライべートな事です。

しかし、お金のトラブルに関しては油断できません。実は何十万という大金を貸してしまっている保護者も中にはいるのです。

その保護者に返せと返済を迫ったものの滞っており、どうして良いかという相談もありました。そんなのは保育士では持て余すこと間違いなしなので、直ぐに弁護士へと相談してもらう様にお願いしました。

そういった金銭的なトラブルはかなり尾を引きますし、結局どちらかが園を去る事で決着する事も多いです。

保育士も早期に解決できなかった事、早めに気付いて事態を未然に防げなかった事に責任を感じて辞職や転職に踏み切ってしまいます。

お金のやり取りは一切園側は関与しないという事を、全面に押し出して相談されても困ると毅然とした態度で入園説明会などの機会に話すと、後から保護者達から訴えられても「説明した筈です。」と突っぱねる事が出来ます。

保育士の負担を減らす事が、人員確保の鍵となるのです。

勧誘トラブル

これが最も保育士も気を遣う事例です。保育園の中には、様々な宗教やグループに参加している人達がいます。

そして、そのどの宗教もグループも勧誘活動を保育園の保護者に向かって行うのです。

勿論保育士は止めますが、保育士の見ていない間に巧みに誘い出して…という事も頻発していました。

勧誘してそこがたまたま自分に合って、頑張って活動するぞ!と意気込んだ人もいましたが、「やめたい…どうやって抜けるの?!」と保育士に泣きついてきたこともありました。

その際にはその勧誘してきた人と、園長と担任で退会させて貰えるようにお願いします。

保護者同士のトラブルには、宗教やグループでの商売も深く関わってくるのです。

そうならない為にも、保育園での勧誘活動などは徹底的に禁止をし、宗教勧誘の保護者や販売グループのメンバーがいる際には保育士もその動向をしっかりと見守る事が必要です。

他人の私物を我が物に

たまに保護者の中では他の子供のものを自分のものにしようとしている人がいますが、当然それは認められません。

悪質な場合は家族に連絡もしますし、警察へ被害届も出してもらいます。

一番驚いたのは、お金がないからと友達の体操服を奪い、翌日には名前を消して自分のゼッケンを付けてきた保護者です。

勿論様々な点で元の持ち主のところに返りましたが、保護者が我が子の為と他人から体操服を奪い取るとはおもっていなかったので衝撃でした。

必ず保育士が昼休み、帰る間際などに子ども達の鞄の中を、連絡帳を入れる際や手紙を入れる際に確認するようにすると、未然に防いで元の持ち主の鞄にそっと入っていた物を返す事が出来ます。

有名人トラブル

保育士は絶対に保護者のプライベートな話や、家庭環境を他の保護者に話してはいけません。それが、たとえ身内に有名人が居るとしても、絶対に行ってはいけない行為なのです。

保護者の中には無遠慮に、「〇さんと知り合いなんだって?会わせて!」や、「サイン頂戴!」と求めてくる人もいるのです。

断ってしまうと、ある事ない事言い触らされたり、保育園で孤立してしまうという不安もあります。受け入れると、今度は他の保護者や他の人まで相手にサインや私物をねだられる危険性もあります。

保育士がそれをばらしてしまってクビになるパターンや、逆に保護者を諫めた事で対立し、結局保育園を辞めるまで嫌がらせを受ける事だってあるのです。

そうならない為に、一切他の保護者に他言してはいけません。情報管理を徹底する事で、こういったトラブルによる保育士の辞職や転職は防げます。

まとめ

保護者は子どもを送る時間、迎えに行く短い時間でも交流を持ちます。

その交流で、自分の育児の視野を広げたり、他の保護者に悩みを打ち明けて解決するなど、良い方向に転がっていくと良いですが、現実はそう良い事ばかりは続きません。

保育園は沢山の人がいる事、悩みを抱いている人がいる事で非常に宗教勧誘の場になりやすいです。

販売グループも、生活苦の保護者を見つけて、「もっと稼いでみない?」と持ち掛けて、仲間を増やしていきます。

普段の業務がかなり忙しく、保護者対応にも神経を使う保育士に、更にそんな保護者同士の揉め事を解決させるのは酷な話だと思いませんか?

保育士の転職や辞職を防ぎたいなら、余計な仕事や精神的な負担を増やさない事が一番です。保護者同士の揉め事は、園側が一切手を貸さないと最初から決めておいたり、未然に保護者の動きを把握して阻止するかの二択しか解決方法はありません。

保護者同士のトラブルでも、保育士が駆り出される事を覚悟しておく事、そして保護者同士の揉め事にぶつかった際にも、自分のせいだとは思わずにあくまで第三者として介入するのも自分の精神を保つ方法です。

あなたは人間?保育士の妊娠についての周りの反応

保育士は子どもが好きな人が多いです。保育士の過酷な労働環境を支えるのは、子ども達の笑顔と、子ども達を好きだという情熱だけだと言っても過言ではありません。

しかし、そんな保育士も同じ保育園の保育士が妊娠した際には、「おめでとう!」だけでは済まされないのです。

今回はそんな保育士達が抱える、妊娠についての闇の部分に迫ります。また、闇を抱えるのは保育士だけではありません、保護者も時には闇の部分を抱えているのです。

こういった闇に触れて、保育士がどんどんと辞めたり転職してしまっているのを知って欲しいと思います。

保護者の反応は…

まず気になるのは、保護者の反応です。保護者は、表では「おめでとうございます」と喜んではくれますが、内心は複雑です。

まず、その保育士が産休に入った時には一体誰が担任になるのか、その担任はしっかりした人なのか、保育体制が崩れて子どもの怪我や事故に繋がらないかなど、様々な思いが駆け巡ります。

我が子が大切だからこそ、保育士がいなくなって環境が変化し、その変化がどんな影響を我が子に与えるのかが不安になるのです。

実際、別の日に私に対して、「もう新しい担任は決まっているの?」や、「今の時期はちょっとねぇ…」と、クレームに近い言葉を投げ掛けてくる保護者もいました。

保育園側も大騒動

園側も大混乱で、産休に入る前に保育士を配置しなければなりませんが、悪い条件では誰も来ません。しかし、もたもたしていてはその先生が産休に入ってしまい、全く何も知らない保育士を現場に押し出すしかなくなってしまいます。

そういったずさんな保育が、子どもの怪我や事故を誘発するので、その事態は避けなければなりません。

ある程度新人の教育期間を取る為に、保育園側は周りの園よりも好条件で保育士を募集します。

そのために、本当ならば勤続している先生がなれた正社員のポジションを、新しく入る先生に与える、前からいた先生よりも給料がいい、または前からいた先生が苦労して得た昇給をスタートから得られるなど、前からいる先生へと負担がいきます。

そういった事で、妊娠した先生を本来ならば祝福するべきなのに、被害にばかり目がいってしまって、「あの先生があんなタイミングで妊娠なんてするから…」と、いじめを誘発する事もあるのです。

一般企業に流れる理由

上記のような考え方が保育士業界には深く根付いており、特に少人数制の所や、親族経営の所なんかは上層部の言う事が絶対なので、一保育士が騒いだ所で何も変わりません。

保育士が辞めて、新しい職場でやり直す以外に方法はないのです。

一般企業では、働いている人が働き続けやすい環境作りをする取り組みがどんどん進んでいます。

その為、上記のような理由を抱えて行き場を失った保育士も事務として就職し、その環境で働く事が出来るので、保育士よりも一般企業の方が結婚・出産しやすい、他人の顔色を見ながらライフステージを進めなくて良いと人気があります。

また、身体的な負担も挙げられます。私の園では朝と夕方に外遊びをしていたのですが、その際に保育士も子どもとの信頼関係を作る為に体を動かさなければなりませんでした。

子ども達は体力が有り余っていますし、保育士に構って欲しいので鬼ごっこでは保育士ばかりが狙われます。

園庭を駆け回るだけでも楽しい年齢の子どもばかりなので、園庭を走り回る事もありますが、その周回数は何と10周以上、距離にして1kmを超えるのです。

一回の外遊びで1km以上を走り回り、部屋に帰るとすぐに設定保育、そして幼児になればお昼寝が無いので再び運動遊びをして、その後保護者が来るまで園庭で外遊びです。

休憩はしっかりと取れる日の方が少なく、取れても10分もありません。

子どもの体力に合わせて進む一日、保育士は座る時間もなく動き続けるのです。

家に帰っても、持ち帰りの仕事があるのでプライベートな時間は取れませんし、睡眠時間も削られます。

そんな負担が大きい生活で、結婚はおろか妊娠なんてとんでもないと考える保育士も多いのです。ですから、一般企業に就職し、事務として椅子に座れる仕事に憧れる保育士が多いのも事実です。

まとめ

保育士はどうしても子どもを優先するあまり、自分の体への負担やプライベートを犠牲にしがちな職業です。

一般企業は人材確保の為、プライベートな時間もしっかり取れるようにと近年持ち帰りの仕事はなくしたり、残業をしない日を作るなど具体的な活動を開始しています。

保育士業界も見倣って、もっと自分のプライベートやライフステージを大切に出来るようにならない限りは、人材確保も難しいでしょう。

また、保育士同士だけではなく、保護者にも保育士の妊娠にもっと理解をしてもらえるように、保護者への働きかけなども課題として挙げられます。

順番は守りましょう…保育士の仰天結婚裏事情

保育士は合コンや婚活でかなりモテます、その理由は保育士資格を持って安定しているからです。

また、転勤にも連れて行く事が出来る、出産後は時間を自分で選んで働ける、アルバイトとしての給与は他の仕事よりも良い事から人気を博しています。

しかし、一歩内部に入ると結婚なんてとんでもない…無言の圧力や、職場の雰囲気で結婚が出来ない保育士が多いのです。

また、仮に結婚や出産を選んでも、辞職を迫られる事も少なくはありません。一般企業では産休や育休制度が完備され、最近では男性も育休を取れるようになりつつあります。

しかし、その子ども達を預かる保育園には、まだその波は来ていません。今回は保育園内部の結婚事情について迫ります。

結婚できないから辞める保育士の割合

結婚がしたいが故に保育士を辞めたり、転職を志す人も少なくはありません。

私の保育園には約30名の保育士がいましたが、その内の正社員と契約社員はたったの12人、更に驚くべき事にその内正社員はたったの3人でした。

そして、12人は全員結婚をしていませんでした。たまたま私が入園してから3人、立て続けに結婚する事となりましたが、いずれも辞職を選択し、保育士を辞めてしまいました。

理由としては、「先輩が行くまではダメ」という、人員を確保したいが故に結婚しない様に圧力をかける上層部と、その周囲でした。

結婚の話が持ち上がると、「でも、まだ〇年目だよね?」と先輩保育士からちくりと言われ、「その年数じゃ結婚認めて貰えないよ」と主任達に通す前に希望は叩き潰されてしまいます。

保育では、保育園の経営や保育士の負担がうまく分担される事に重点が置かれます。

ですから、結婚をする時期もプライベートな事ながら首を突っ込まれますし、その先の出産に関しても勿論保育園側から何かしらの圧力はかかります。

そういった自由がない事も引き金となり、保育士は結婚を機に辞職や、落ち着いてから再就職しようと職場から離れてしまいます。

一般企業ではどうなの?

私の友人は一般事務としてとある会社に就職したのですが、その企業は人を大切にする企業であったらしく、結婚・出産はその人のペースで構わないけれど、辞めないで欲しい為に様々な補助が出ると言っていました。

例えば、結婚をしたら残業が減る、休日出勤はなし、早朝の勤務もなるべくなしなどの配慮がなされるというのです。

また、子どもを産んでも育休を充実させ、そして何かしらの呼び出しがあった場合でもすぐに抜けられるようにサポート体制を整えてくれているのです。

一般企業では、近年こうした元々いる人を大切にする制度、または結婚・出産した人が働きやすい環境を整える風潮が強まっています。

そういった努力の結果、人材の確保には困る事がなく、余裕を持って結婚・出産をサポートできるのです。

保育士業界は人手不足の為にお互いに圧力を掛け合い、結婚する際には辞めるしかないという選択肢が用意されている為にどんどん人が離れ、一般企業へと流れて行っているのです。正直な話、保育士業界の昔からの悪しき風習が呼ぶ当然の結果です。

保育園では妊娠が良く思われない

上記のように、結婚ですら良い顔をされないので、出産となると尚更です。

正社員の人ですら、上層部からは「働けないなら辞めて貰わないと困る」と態度や言葉で攻撃されてしまいます。

正社員は各クラスの責任者として配置されているので、その責任を果たせないなら辞めてもらうしかないという考えなのです。

産休中は勿論他の保育士を穴埋めに雇わなければならないので、単純計算で2倍の人件費がかかるのです。保育園側としては払いたくないので、産休の先生を切ろうと躍起になります。

実際に私が勤務している中で、産休を取って復帰した先生はいませんでした。

対して一般企業では、産休を取って復帰するのが当たり前、企業としても慣れた人が戻ってきてくれて嬉しいという感じ方だそうです。

また、周りも結婚・出産は誰しも通るライフステージなので、お互い様と認識しており、邪魔をしようや辞めさせようとする人はいないそうです。

男性社員も多い企業では、逆に男性が女性がどんな職場であれば復帰しやすいか、どんなサポートが欲しいのかなど意見を求める会議が開かれる所もあるそうです。

こういった考えの差から、保育士を辞めて一般企業へと転向する人が増えているのです。

まとめ

子どもを預かり、働く親の気持ちが一番わかるはずの保育士が、お互いの足を引っ張り合って結婚や出産を先伸ばさせようとしているなんて滑稽ですよね。

一般企業へと希望を持って転職する保育士の多さに納得が出来ます。

保育士は確かに持っていれば就職・転職・再就職に使えるかなり良い資格ですが、実際は使い捨てのように、それぞれのライフステージで必ず辞めて次の職場を探さなければいけない面倒さもあるのです。

一つの所でじっくり仕事を覚え、ライフステージに左右される事なく安定して勤められる職場がいいとは誰でも思う事。それを叶えられるのは、残念ながら今の所は保育園ではなく一般企業の方なのです。

本当にあったイヤな話!一般企業の友人とのショックな差

保育士資格を持った人が、全員保育士になる訳ではありません。私が卒業した養成学校では、保育士になる人は40人いる中の10人、その中でも施設職員になるのは私を含めて2人しかいませんでした。

ですから必然的に保育士ではない友人の方が多かったのですが、年齢を重ねる中で彼女達との違いに愕然とする事が何度もありました。

私はどうしても子どもを相手にする仕事がしたかったので、保育士自体を辞める気はなかったのですが、保育士で一般企業に転職を考える人が多いのも理解が出来ました。

今回はそんな保育士と一般企業の差、そしてその差がどれだけ負担になって保育士に転職を考えさせるのかを紹介します。

給与が全然違う

私の勤めていた保育園では、基本給が16万円で設定されていました。

この金額は決して低い訳ではなく、寧ろ好条件な方でした。私はどうしても安定が欲しかったので、施設から保育園に転職する際には認可保育所が良いとだけ条件を付けました。

たまたま欠員が出て、その欠員埋めの為に契約社員ながら以下の条件で転職をしました。

・社会保険・厚生年金完備

・残業代あり(※詳細な時間については触れられておらず)

・住宅手当負担(※全額)

・有給は6カ月過ぎてから年10

・隔週で週休2

・勤務時間は8.5時間(※休憩1時間)

・交通費あり

・ボーナス年二回、2.4ヶ月分

この文章だけで見ると、保育士の世界ではかなり良い条件であると言えます。

住宅手当が無い所や、福利厚生が全くない所も認可外にはあるので、私としてはありがたいと思い就職しました。しかし、実際の労働環境は以下の通りでした…。

・残業は月に10時間~15時間以内しか払わない(※しかも園側が認めたもののみ)

・有給は職場の先輩が使っていない時は使えないし、新人はそもそも使っちゃダメ

・暦通りの休みながら、それ以外は日曜日+2日しか休みが無い為に月6日しか休みが無い

・年休はまさかの85日~95(※日曜日に研修がよくあるので休みが潰れる)

残業は先輩が先に帰らないから帰れなかったり、他のクラスのサポートをしに行かなければならないので毎日必ず2時間はこなしていました。

ざっと計算しただけでも週に12時間×448時間、行事前は56時間残業当たり前だったので、多い時は残業時間だけで70時間超えた月もありました。

対して、薬剤事務の友人の職場は以下の条件でした。

・基本給15万円

・社会保険・厚生年金完備

・残業代あり(※全額)

・住宅手当半額負担(※正社員のみ全額負担)

・有給は年15日、なるべく消化しきるように使いまくる

・完全週休2日制

・勤務時間は8.5時間(※休憩1時間含む)

・交通費あり

・ボーナス2.5ヶ月分年2

よくよく話を聞くと、完全週休二日制+暦通りの休み+年休はお金に換算したくないと病院側から言われた為に全て消化という事で、年休は100日を超えていました。

残業代も30分からきっちりと出て、休憩は取れなかった場合は時給換算してお給料で払ってくれるそうです。

この時点で私とは少なくとも月に12万の差が出てくるのですが、更に決定打はボーナスです。

私の園では2.4ヶ月分でしたが、全額は出ませんでした。保育園経営が難しいので理解して欲しいと言われていましたが、正直働いている保育士には関係の無い事です。

友人の方はきっちりと額面通りの2.5ヶ月分が出たらしく、非常に喜んでいました。結局私と友人は一年で10万円以上の差がつきました。

基本給は私の方が高かったのに、これはやるせなかったです…。家族経営などが多い保育園では暗黙のルールも多く、働いている保育士が我慢しなければいけない場面が沢山ありました。

家族経営の悪い所は、上位職を全て家族で独占して、経営を行ってしまう所です。そのしわ寄せが下に行き、結局保育士の辞職に繋がるのです。

休みが違い過ぎる

上記でも書いた様に、友人は休憩時間すら時給に換算して貰っていました。

対して私は休憩なんて毎日10分も取れれば良い方でしたし、ほとんど休憩が無い日の方が多かったです。

有給も使えず、かといってお金に直して貰えるのも僅かなものだったので、それだったら休んだ方が完全に得だと感じていました。

友人はきっちりした給与に加えて休みも充実し、有給を使って連休を作る事も出来ていた為に旅行もよく楽しんでいました。

休みばかりはどうしようもありませんし、保育園は人数配置がぎりぎりな上に、先輩保育士も主任や園長から有休を貰うのは気が引ける為に取っている人は本当に僅かでした。

上層部の雰囲気次第で有給すら自由に取れないのが保育士の現実です。

持ち帰りの仕事がある

保育士は設定保育を毎日行わなければなりませんし、毎月壁面も変えなければなりません。

また、他にも靴箱の上や棚の装飾物、行事が近ければ行事に合った製作、衣装作り、ピアノの練習など、家に持ち帰るべき仕事が沢山あります。

しかし、家に持ち帰る仕事には給与は発生しないので、プライべートな時間を犠牲にしてまで仕事に励む日々でした。

施設だったら持ち帰りの仕事は少ないのでは…と思うかもしれませんが、施設は施設で脱走などの突然の呼び出しがある為、油断はできません。

遠出をする際には必ず主任に伝え、呼び出しに応じられない旨も伝えなければいけませんでしたし、脱走の可能性の高い子どもが落ち着かない時期には、職員は遠出を自粛しなければなりませんでした。

そんな縛りの多い仕事でしたが、友人は勤務時間以外の拘束はよほどの事がない限りはありませんでした。

また、病院では24時間交代で事務員も配置されていたので、その勤務時間の事務員が責任を持って物事に対応するので、いつでも遠出が許されています。

こうやって比べるだけでも、一般企業とは雲泥の差がありますね。

まとめ

保育士の待遇は現在も決して良いとは言えません。

その為、年齢と共に段々と手当が厚くなり、給与が上がる一般企業とは差が付く一方です。

休日もまともにない、仕事も多い、プライベートな時間も仕事に追われる、給与も低いとなると保育士から転職したくなるのにも頷けますね。

勘弁してくださいよ…保護者からのモンスタークレームシリーズ

保護者は時として思いもしないクレームを投げ掛けて来る事があります。

今回は私が施設と保育園で働いていた時にびっくりした保護者からのモンスタークレームを紹介していきます。

こんな滅茶苦茶なクレームを付けられる為に、辞職や保育士自体を辞めようと思う人が後を立たないのです。

保育士に転職したい、就職したい人はどんな世界なのかをこの記事を読んで掴んでくださいね。

苦手な事は一切させないで

保護者から私が受けたクレームで衝撃を受けたのは、我が子が苦手だと感じる事を一切させないで欲しい、というものでした。

その子は跳び箱や鉄棒などが少し苦手な3歳児だったのですが、小学校に上がってもそれでは困ると思い、保育士も指導に力を入れていました。

幼い頃に諦め癖がついてしまうと、将来なかなかその癖が抜けずに本人が苦しんでしまいます。それを知っていた為に、保育士も子どもが自分の力でどうにか乗り越えようとする姿勢を大切にしていたのです。

ですが、保護者から見るとそれが、「保育士が子どもの嫌がる事を強制して我が子が可哀想!」と映ったらしく、大真面目に主任保育士と担任の私の目の前で、「私の子どもに跳び箱や縄跳びなど絶対させないでください」と頼まれてしまいました。

いくら子供自身が将来苦労すると言っても、保護者は子どもが可哀想だからの一点張りでした。

保育園側もやんわりと将来の事を心配し、身に付けた方が良いと言ってくれたのですが、保護者はどうしても可哀想だと拒否し、結局辞めてしまいました。

説得した一人として、私は非常に責任を感じましたし、将来何も出来ない大人になるのではと不安を覚えて、保護者と上手く折り合いを付けられなかった自分が情けなく感じ、保育士を続けても良いのかと自問自答した記憶があります。

保育士をしているとよく自分の無力感に苛まれ、辞めたいと感じる事があります。それが積み重なって、ストレスとなり保育士が転職したいと思う原因になってしまうのです。

怪我するから外遊び禁止!

私が驚いたのはそれだけではありません、保護者の中には子どもが大切過ぎるあまり、怪我をどうしてもして欲しくないと思う保護者もいます。

その思いが極端すぎて、子どもに外遊びをさせないで欲しいという保護者もいました。

子ども達は体を動かす事で体力を付けますし、部屋の中にいる間に知らない間に溜まっているストレスを発散するのです。

よく、梅雨時期や雨の日に喧嘩やトラブルが多いのは、外で発散が出来ないという理由もありました。

しかし、外に出ると怪我をする可能性がある、こけて足に擦り傷を作ってしまい、痕にならないか…と不安を抱いて、外遊び自体をさせたくないという保護者も近年では増えています。

また、私の保育園にもいましたが、キッズモデルをさせる為に日焼けをさせたくない為に外遊びをさせないでとお願いして来た保護者はいました。

健全な発達の為には外遊びも必要だとお願いしましたが、保護者の強い希望や実際にお仕事が入っており、その兼ね合いで日焼けをさせてしまうと保育園側が責められる可能性もあった為、結局その子は外遊びが出来なくなってしまいました。

子ども自体はキッズモデルをしたい訳でもなく、友達と外で思いきり遊びたいと泣いていたのを見て、非常に辛く感じました。

生活費は?

施設時代に強烈だと感じ、そして胸が痛くなったのが保護者のこの一言でした。

私が施設で勤めていた頃は、子どもの保護者はほとんどがネグレクトをして、子どもが児童相談所に保護されて施設に来たパターンばかりでした。

施設には保護者から依頼されて預かる入所と、児童相談所に保護されて施設に送られる措置入所の二種類があります。

措置入所は簡単には解除出来ず、子どもが18歳になって施設を卒業しなければならない場合、保護者が子どもを十分に養育できる環境・経済状況になった時のみ解除されて家に戻る事が出来ます。

措置入所になった子ども達は、どんなに虐待やネグレクトを受けても、絶対に保護者が好きだと言い、戻りたいといつも言っていました。

その健気な姿だけでも十分に胸を打たれていたのですが、何よりも辛かったのは保護者がその気持ちを受け止めずに平気で踏みにじる姿でした。

児童指導員は保護者が再び子どもを引き取れるようになる為に、生活のアドバイスや子ども達の様子も伝えるのですが、保護者はその報告やアドバイスを聞いて一言私に言いました。「生活費はどうするの?」と。

「子ども引き取ってもいいけど、生活費は施設が出してくれるの?出してくれないなら余裕ないし、いらないよ。」とあっさりと子どもを見捨てる言葉を吐きました。

その後、「児童手当は私が親権持ってる内は私に振り込まれるんじゃないの?」と児童手当の要求もされました。

生活費がないから子どもはいらない、こんな言葉が平気で飛び交うのが施設です。この保護者と子どもの間のギャップに苦しんで、保育士を辞める人もいるのです。

毎日電話しろ!

上記とは反対に、児童相談所に子どもを保護されてから子どものありがたみに気付いた人もいます。

そして、寂しさと子どもを早く返して欲しいという気持ちから、生活基盤が安定しない内に施設に突撃してきて、「子どもを返せ!」と要って来る場合もあります。

それが無理と分かると、今度は事細かに子どもの様子を毎日電話して伝えろ!と言ってくる人もいます。

施設では、子どもの普段の様子が分かるように、保護者向けに毎日日誌を書いていました。その日誌を読めば分かると説明しても、電話!としつこく食い下がられて、結局その保護者が携帯料金を払えなくなって、携帯を解約されるまで毎日指導員が交代で電話をかけてその日の様子を伝えました。

保護者=お客様のように、保護者の言う事はなるべく叶えようとする保育士の良心が、結局保育士の首を絞めて、業務の忙しさから保育士を離れる人もいます。

まとめ

たかだかクレームで保育士を辞めるなんて根性がないと世間では言われるかもしれませんが、辞職に至るまでは上記のように複雑なクレームを受け、保育士としての自信をなくした人も居るのです。

特に保護者の気持ちを変えるのは非常に大変な事で、保護者の考えに沿わなければいけないので、どうしても子どもの気持ちは施設でも保育園でも置いてけぼりになります。

子どもが可哀想すぎる、助けられない自分が嫌だと激しく自分を責めた結果辞職に至る場合もあるのです。

事件です!保育士が見た保護者とのトラブル4選

保育士の悩みの種、転職の原因にもなりうる保護者対応。

嫌な親ばかりではありませんが、中には仰天する様な保護者もいます。

今回は私が経験したり、目の前で繰り広げられたトラブルを元に紹介していきます。

この話を読めば、転職を志す保育士の気持ちも少しは理解して貰えると思います。

子どもを寄越せ!

保護者が離婚協議をしている時…その被害は保育園にまで及びます。

可愛いわが子なので、保護者は基本的に親権を争います。今まで保育士をしていて、施設で訳アリの子どもを見ていた時は別ですが、どの保護者も離婚となると親権は絶対に自分が取ると意気込んでいました。

その為、「お迎えは絶対に私が来ます、旦那には引き渡さないで!」というパターンがしょっちゅう起こります。

基本的には保護者の言う通りにするしかないので、そうなると父親には渡せません。

その日の帰りに母親が危惧していた通り父親が迎えに来ました。

私達保育士は必死に母親が朝言っていた事を伝え、母親に父親へと子どもを引き渡して良いかと電話しましたが結果は絶対にダメというものでした。

それをありのままに父親に伝えると、なんと父親は暴れ始めたのです。

慌てて男性保育士を呼んで制止をかけ、どうにか落ち着かせてから家に返しました。

離婚協議中や、DV被害がある夫婦などでは子どもに危害を加える可能性がある為に引渡しには細心の注意を払います。

そして保護者が暴れだしても、なるべくなら警察を呼ばずにどうにか保育園で収めようとします。

大人の男が本気でキレて暴れているのを止めるのは、非常に勇気がいります。

保育士が辞めるまで保育園行かない

一見無茶苦茶な事を言っている様に見えますが、これはよくあるトラブルです。

保護者が子どもを家から出さず、保育士が辞めるかクラスを変えてもらうまで登園させないと言うのです。

保育園側は保護者の要望を受け入れる傾向にあり、私の先輩保育士がそう要望された時は先輩がクラスを代わることになってしまいました。

保護者の一言は1人の保育士の進退を左右する程重いものなのです。

「その保育士に問題があったんじゃないの?」と言う人もいますが、それは違います。保護者の中には、「自分の子どもが嫌いな物を無理矢理食べさせた」「一緒に遊んでくれなかった」「生理的に合わない」など、保育士一人ではどうしようもない事や、子どもの将来を想って取った行動にクレームを付けられてしまうのです。

そんな理不尽さや、「自分の目指す保育が出来ない」と保育士としての存在意義が分からなくなって、辞職をしていく保育士も中にはいる事を知ってください。

ある事ない事を言いふらされて保護者全体と対立

私が最も精神的に参ったのは、保護者全員が私のクラスの保育士と対立してしまった時です。

私のクラスでは、一人の保護者が「うちの子が怒られていたんだけど、保育士の怒り方が感情的でストレスをぶつけているみたいだった!怖くて預けられない」と言い出し、それが原因で他の保護者も保育士に不信感を抱く事となり、「保育士が子どもを怒る際に感情的になっていないか」「手を上げたりしていないか」と不安を抱く保護者が続出し緊急の保護者会が開かれる事態にまで発展しました。

その結果、抜き打ちで保護者が保育士達の様子を見に来る提案で落ち着き、どの場面でも保育士がきちんと子ども達を諭す様に注意していた事、怒鳴ったりはしていない事を理解してもらえて問題は沈静化しました。

ですが、もしも納得してもらえなかった場合は保育士全員でクラスを代わるか、辞職しかなかったと思います。

保護者に追い詰められた事によって辞職を選択する保育士も中にはいます。

金よこせ!

施設で呆れた保護者と言えば、お金を要求してきた保護者でした。

お金を請求してきた保護者いわく、「親権は自分にあるんだから、児童手当やこの子がもらう手当は全部自分に寄越せ!」というものでした。

しかし、実際その子の手当を保護者に渡しても何に使われるかわかりません。施設では全て子どもの為に使われますし、将来の為にと貯金されます。

絶対にお金を渡さないと突っぱねても、何度も何度もめげずに来るので、当時は恐怖すら感じましたが、今思えば本当に笑い話です。

どうしてもお金が欲しいならば、子どもと過ごせる環境を作ってくださいとお願いしても、実際に子どもをお試しで家に帰しても、ご飯を作らない・手を上げる・夜中まで連れ回すと子どもの養育に悪い事ばかりをして、更に子どもと一緒に暮らす日を遠ざけてしまいます。

子どもをお金のなる木にしか思っていない、そんな保護者も中にはいるのです。

まとめ

保護者の斜め上な嫌がらせや行動で、精神的に参って保育士を辞めていく人も多いです。保育士の転職の原因となるのは、保護者の行動である場合もあるのです。

保護者は保育士にとって、信頼関係を築かなければならない存在でもあります。その為に、理解して歩み寄る事が求められます。

しかし、相手にその気がなく、気に入らないと攻撃されてしまうと、心が折れてしまうのも頷けます。

保育士の転職の裏側には、保護者の黒い影が蠢いているのです…・

昼ドラも真っ青!保育士の実際にあった怖い話

保育士の世界にも幼稚ないじめは存在します。大人なんだから無視すれば…と思う人もいるでしょうが、狭い世界と限られた人間関係であるからこそ、いじめを受け流す事は難しいのです。

今回は私が施設と保育園で働いていた時に起こった、昼ドラの様ないじめの話をしていきます。

こんな幼稚ないじめがあるから、保育士達は辞職や一般企業に転職を求めて保育業界を辞めていくのです。

徹底的に無視

私自身見ていられないほど辛いと感じたのは、無視をするいじめが流行った時です。

私の後輩にとても要領が悪い先生がおり、何度注意しても同じ事で間違ってしまう為他の先生達からは冷たい目で見られていました。

その内、その態度は「やる気がない」と判断され、「そんな先生に仕事を任せても失敗されては怖いから」という理由をこじつけて、露骨に無視をするようになっていきました。

その先生に改善点を伝え、一生懸命直させようとしましたが、無視される事でその先生だけが仕事をしていない様に見えて、とうとう主任達から注意を受けるまでに発展してしまったのです。

驚いたのは主任達の対応で、「周りの先生に認められるくらいに頑張らないとダメ」と、その先生の頑張りも見ずにお局保育士達の味方をしたのです。

いくら自分が一生懸命になっても、周りから認められなければ保育士として務めていく事は無理です。そういった理由で、一般企業などの人数が多く、一人一人の負担が少ない職場に行きたいと願う人がいるようです。

溜息をつきまくる

これは私が実際にされて非常に傷ついた事なのですが、溜息を思い切り顔を見ながら吐かれたり、自分が一生懸命にしている仕事をじろりと見て溜息を吐かれると非常にやるせない気分になります。

中には、溜息を吐いてその人の仕事を奪う保育士もいます。

保育の現場は常にバタバタとしており、新人の保育士の指導もゆっくり出来ません。

ですから新人は先輩の姿を見様見真似で必死に頑張っているのですが、それを鬱陶しい・仕事が出来ないとばかりに溜息を吐くのです。

新人なのに仕事を聞いても教えてもらえない、忙しいからと何もさせて貰えない、自分だけが役に立たないと自分を責める様になってしまい自信を喪失してしまいます。

それが原因で保育士はもっと余裕のある保育園で、保育を学んでいきたいと思い転職を選択するのです。

はっきりと辞めろと迫る

はっきりと「先生、この仕事向いてないんじゃない?!」と言われる事もしばしばです。

私の後輩の先生は、キツイと有名な先生から面と向かって「先生はこの保育園もそうだけど、保育士自体が向いてないんじゃない?!」と言われてしまい、ショックで辞職をし保育士業界を去ってしまいました。

私自身も、施設で務めていた頃に先輩指導員から突然身に覚えもない呼び出しをくらい、「あなたの態度は気に入らない」「私の方が気を配っているのに、何であんたばっかり主任になったりいじめられたりしないの」という話を休憩時間中ずっとされていた事がありました。

私が他の主任や先輩指導員に嫌われる事なく馴染んだのが気に入らないと、他の児童指導員にも漏らしていました。

「この仕事は他の先生達との兼ね合いも大切だから、それが出来ない人は向いてないわよ」とはっきり言われる事もありました。

人数が少なく、入れ替わり勤務にも関わらず嫌味を言われるのですから、これが日勤でずっと一緒だったらどんな目に遭っていただろうと背筋が寒くなります……。

保護者が辞めろと迫る

敵は保育士だけではありません。保護者の中には保育士の辞職を求める人だって少なくはありせん。

やはり、自分の納得し、安心する保育士に子供を預けたいという気持ちが強いのです。

ですから、自分と合わない保育士や、ちょっと保育士から注意を受けただけなのに、オーバーに「保育士に怒られた」と子どもから親に伝われば、親は我が子を守る為に必死になります。

厄介なのがその先生には知られない様に、突然主任や園長へと報告する人もいます。

そうなると、突然主任や園長達からクレームを受けたと激しく責められ、わけも分からない内に意地悪な保育士のレッテルを貼られて孤立してしまう事もあるのです。

実際に、私の先輩に当たる保育士は、一度保護者とトラブルになって、現在も園長へと「兄弟児は絶対に〇先生よクラスにしないでください」と訴えられ続けています。

根深い保護者との溝に悩み、転職を選ぶ保育士もいるのです。

保育園側も、保護者や子どもがいないと成り立たない仕事なので、保護者や子どもを勿論守ります。

保育士が理不尽に責められる事もあるので、それに耐えられない保育士も多いです。

まとめ

いくら自分が頑張ろうと前向きに思っていても、周りや保護者などに邪魔をされては保育士として生きていく事は出来ません。

保育士は代わりの効かない仕事と言いますが、保護者からすれば自分の子の害になる存在ならいない方がマシという思考になってしまうのです。

そういった保護者優先という考えが漂う保育士業界だからこそ、こうして保護者からクレームが来た際には保育士が責められて、辞職をしていってしまいます。

保育士が辞職するのは、決して仕事が出来ない・やる気がない・勤務態度が悪いなどという訳ではないのは理解して欲しいです。

結婚後は退職コース?保育士から一般企業へ何故転職するのか

保育士が辞職してしまうタイミングで、私が見た中で一番多かったのは結婚時です。

退職をしなくても、結婚を機に一線から退いてパートタイムになったり、午前中のみ・午後のみの出勤、代替保育士にコンバートした人も多かったです。

なかなか結婚後は正担任として働く事の出来ない保育士業界、今回はその内部事情を探っていきます。

自由に動けない事でプレッシャーを感じる

保育士の正担任は、常に行事がある時は中心になって準備を行わなければいけません。

それだけではなく、何かクラスでトラブルがあった場合は、クラスの代表として保護者に謝罪を行うのも重要な仕事です。

上記の事から分かるように、正担任は保育園の行事やトラブル対応を中心として生活をしなければいけないのです。

ですから、結婚をしていたり、育児中だと自由に動く事が出来ない為に正担任としての機能が果たせません。

保育士同士で分担すればいいと言いますが、大体どのクラスも新人とベテランを組ませているので、謝罪や行事の準備をまだ右も左も分からない新人に押し付ける訳にもいきません。

そして、何よりも上がる時間が重視されるのはパートタイムの人達です。

パートタイムの人達は、自分の勤務時間ぴったりに上がらないと、分刻みでお給料が発生してしまいます。

しかし、その分給を払う保育園は少なく、パートタイムの人達は日々サービス残業を強いられてしまいます。

「たかだか5分程度なんて…。」と思うかもしれませんが、それが一週間のうち5日続けば25分、一か月で1時間分のタダ働きとなってしまうのです。

そうならない為にも、業務の負担は正担任の方が重く、正担任は常に動けるようにしておかなければならない為に、辞職や残業の無い一般事務の派遣へと切り替えるのです。

忙しくて体調管理が難しい

保育士は非常に忙しいです。施設で働いていれば夜勤もありますし、施設も勿論行事ごとはあります。

園外に出掛ける事もありますし、施設には高校生もいるので、そういった子ども達の体力強化の為に山登りを私の施設では企画していました。

山登りで迷子になると発見されにくいので、見守りの保育士は普段よりも増員していましたし、施設の職員が全員総出でいつも参加していました。

妊娠中の保育士も無理ない程度に参加して欲しいと言われていましたし、全員が参加しているんだからなかなか断りづらいと思います。

保育園でも、妊娠していたってすぐにパートやアルバイトに降格する事は出来ません。次の担任候補が上がるまで辞める事が出来ません。

その為、いくら他の保育士が分担してくれても、行事の前の日の帰りは大体23時ですし、日々の持ち帰りの仕事の忙しさも変わりません。

悪阻や体調不良でも仕事がある為に休めず、常に忙しいので体調を一定に保つ事すら難しいです。

施設も、すぐに夜勤者を見つけられる所であればいいですが、見つからなければ夜勤も産休までし続けなければなりません。

そういった理由から、早めに保育士の仕事に見切りをつけて、派遣などの一般職で期間限定で規則正しい生活を送ろうとする人が多いのです。

子どもが危険に晒される

保育士をしている限り、保育園でも施設でも、お腹に不慮の事故が起こる可能性も否定できません。

保育園だと子どもはよく滑り台などから落下し、保育士がそれを受け止めなければなりませんが、その際に体同士が接触して怪我をする事もあります。

妊娠中だと、その衝撃で何かしら母体にダメージを受けてしまう事もあります。

それだけではなく、保育園では喧嘩もよく起こります。4歳~5歳は体格も良いので、喧嘩が始まると結構激しい物が多い為手や足が当たってしまう事も考えられます。

更に怖いのが、施設の方は児童養護施設であれば20歳、障害児施設では18歳までの子ども達がいるので、更に体格の良い子ども達の喧嘩を止めなければなりません。

母体を守る為に、保育士を転職しようと考える人も多いのです。

人の顔色を気にしなくていいから楽

保育園や施設は人件費から順番に削っていきます。ですから、どの園もぎりぎりの人数配置で動いている為、一人抜けるとその分の仕事は周りの保育士に降りかかります。

私の施設では夜勤もあるので一人保育士が抜けるのは非常に難しく、産休・育休は当然の権利ではありますが、なかなか代役がおらずに他の職員に負担がかかります。

そういった環境にいる為に産休を取れても、周りから何と言われるか気にしていたり、他の職員と復帰してから上手くやっていく自信がなくなってしまい、疑心暗鬼から一般企業に転職してしまうのです。

派遣の期間限定等であれば、顔色も気にせずに自分の仕事に集中できるから楽だと友達は非常に喜んでいました。

まとめ

保育士も、自分の意志で辞めたくて辞める訳ではなく、辞めざるを得ない状況・環境に取り巻かれる為に辞めてしまうのです。

誰だって折角慣れた環境や、働いていた経歴を活かせる職場を離れたいとは思いません。

保育士として働くのは、人の顔色を見ながら産休や育休を取らなければいけないので窮屈に感じるという人が多いのです。